下に厳しく上しか見ない「ヒラメ上司」撃退術 360度評価で炙り出す管理職が気づかない問題

東洋経済オンライン / 2021年1月18日 20時0分

下に厳しく上にへりくだる「ヒラメ管理職」。今回は「ヒラメ管理職」をやっつける方法をお伝えします(写真:Graphs/PIXTA)

人事コンサルタントとして、1万人以上のビジネスパーソンの昇格面接や管理職研修を行い、300社以上の企業の評価・給与・育成などの人事全般に携わってきた西尾太氏による連載。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

■上しか見てない「ヒラメ管理職」は会社にとってもリスク

下には厳しく、上にはへりくだる。

自分より立場が上の人には、ゴマをすったり、ご機嫌を伺っているけれど、部下の気持ちは一切考えない。

上しか見ていない、いわゆる「ヒラメ管理職」は嫌われる上司の典型ですが、私たち人事にとっても困った存在です。

ヒラメ管理職は、上には取り入ってかわいがられたりしていますが、部下の評判は最悪。その部署だけ、人がどんどん辞めてしまったり、部署異動の希望者が多かったりします。

パワハラやセクハラを起こすのも、だいたいヒラメ管理職です。上しか見ていないので、下には平気で暴言を吐いたり、ムチャな仕事を押しつけたりします。

ただ、パワハラやセクハラが発覚すれば、やっつける口実ができるので、人事としては懲戒処分などの対応ができます。

問題なのは、目に見えない部分でパワハラやセクハラをしたり、そんな上司に嫌気がさした社員が、会社を去ってしまうことです。

パワハラやセクハラは、会社が法的責任を問われる場合もあります。下に厳しく上にへりくだる社員は、会社にとってもリスクです。

今回はそんな「ヒラメ管理職」をやっつける方法をお伝えします。

ヒラメ管理職をやっつける方法①「組織サーベイ」

ヒラメ管理職は、会社にとっても大きなリスクですから、人事は、かなり注意して見ています。

「うちの上司、なんとかしてくださいよ!」

そういう相談も受けますし、噂レベルの情報もたくさん入ってきますから、社内の誰が「ヒラメ」なのか、ほとんど把握しています。もちろん、なんとかしたいとも考えています。

ただ、ヒラメの上司に伝えても、「えっ、そうなの?」みたいな反応をされることが多く、あまり取り合ってもらえません。

ヒラメは、上司からは「憂(う)いやつ」とかわいがられているので、まずはヒラメの上司に理解させることが重要です。

そこで有効なのが、「従業員満足度調査」などの組織サーベイです。

組織サーベイとは、自社のパフォーマンスを向上させるために、現状の組織の問題点や改善点を把握し、適切な対処をするための調査のことをいいます。

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