有名企業は「エントリーシート」で何を聞くのか 設問の「クセ」がわかれば対策が立てやすい

東洋経済オンライン / 2021年2月4日 11時0分

就職活動で記入を求められるエントリーシートの設問には各企業の特色が表れている(写真:kuro/PIXTA)

2022年卒採用が3月から本格スタートする。就活サイトが正式オープン、志望企業へのプレエントリー、そして3月半ばになると早くもエントリーシートの最初の提出ピークが来る。エントリーシートの内容は面接での質疑応答に反映する。何を書くのかが面接の評価に通じ、内定の成否に関係する。決して軽んじてはいけない。

すべての企業がエントリーシートの提出を求めるわけではなく、中堅・中小企業ではエントリーシートを利用しない企業も多い。しかし、大手を志望するのなら対策は必須である。まず確認しておきたいのは、企業からの設問、課題である。

HR総研は「楽天みん就」と共同で毎年アンケート調査を行っている。2021年卒向けアンケートから、「印象に残ったエントリーシート」の課題を探ってみたい。「最も印象に残った」1社しか投票できない形式で回答してもらった。

■毎年同じような課題が出る

2021年卒の先輩はどんな企業のエントリーシートに関心を持ったのか? 昨年のデータから学生に強い印象を与えた企業を紹介しよう。

上位から順に、旭化成(1位)、カゴメ(2位)、アクセンチュア(3位)、三井物産(4位)、花王(同)、オリエンタルランド(6位)、全日本空輸(ANA、7位)、ソニーミュージックグループ(同)、バンダイ(9位)。10位が同率で講談社、味の素、サントリーホールディングス、資生堂、NTTデータの5社である。これらは毎年「印象の強いエントリーシート」上位に位置する常連企業だ。

各社の設問をさかのぼって確認してみると、年によってワードが少し変わることがあるが、設問自体はほとんど同じである。同じ設問のデメリットは学生が対策を考えてしまうこと。メリットは同じ設問だから使用単語の種類、文章の長さなどを定量的に分析できるとも言える。

定量分析できれば、これまでの内定学生、入社後の人事データとの照合ができる。たぶんそんな理由で、多くの企業が毎年同じような課題を出しているのではないかと思う。

旭化成の特徴は「変な作文」だ。学生のコメントを読むと、おかしな設問に戸惑い、驚いている様子が伝わってくる。

「変な作文を書かせる項目があった」(旧帝大クラス・文系)

「指定の言葉で文章を書け、と想像力を試された」(その他私立大・理系)

具体的に、実際の設問を見てみよう。

「右の9つのワードのうち3つ以上のワードを用いて、自由に文章を作成してください。物語、詩、自分の考えなどどんな内容、表現方法でも結構です。(全角200字以内)<科学・輪・アプリ・挑戦・元素・能・人工・森・令和>」

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