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TikTokで流行した「失神チャレンジ」の超危険 幼子の命を奪いかねない「ヤバい動画」の数々

東洋経済オンライン / 2021年2月6日 13時0分

ショート動画投稿アプリ「TikTok」で流行した「失神チャレンジ」とは…(写真:iStcok)

TikTokで危険動画が流行中だ。2021年1月、TikTokで「失神チャレンジ(ブラックアウトチャレンジ)」にトライしたイタリア・パレルモの10歳の女児が、自らの首をベルトで絞めて死亡する事故が起きた。失神チャレンジとは、脳を酸欠状態にすることで陶酔感を味わうものである。

TikTokの利用規約には「本サービスは、13歳以上の方のみが利用できるものとします」とある。それにもかかわらず、対象年齢外の小学生がこのような悲劇に巻き込まれてしまった。イタリアの個人情報保護当局は、年齢が確認できない者の利用を中止するようTikTok側に命じ、捜査当局も捜査を始めている。

TikTokではこのような危険動画を真似した事故が続いており、未成年の死亡事故も起きている。今回はTikTokなどのSNSにおける「危険動画の実態」について解説したい。

■少女の命を奪った「ハッシュタグチャレンジ」

「小学生の娘がTikTokを気に入って、こっそり自撮り動画を投稿していた」とある40代女性は困惑を隠さない。

「やってみた系動画とかが好きで、友だちと撮影しているみたいで。そのうちおかしなことに巻き込まれないか心配」

投稿するのはNiziUの縄跳びダンスなどの流行りのものが中心だが、確認したらある「ハッシュタグチャレンジ」キャンペーンも投稿していて驚いたという。

ハッシュタグチャレンジとは、TikTokで用意された音楽や振り付けで動画を撮影し、特定のハッシュタグをつけて投稿する広告キャンペーンのことだ。ある調査では、半数以上のユーザーがハッシュタグチャレンジキャンペーンに参加したことがあるという。

TikTokにはもともとハッシュタグチャレンジという文化があり、チャレンジ系動画に対するハードルは低い。ポジティブなものならいいが、危険なチャレンジ系動画による未成年の被害が相次いでいる。冒頭でご紹介した失神チャレンジもその1つであり、他にもさまざまなチャレンジ動画の事故が続いている。

2020年8月には、アメリカ・オクラホマ州の15歳の少女が、TikTokで流行していた「ベナドリルチャレンジ」で死亡した。ベナドリルは花粉症などのアレルギー症状を緩和する抗アレルギー薬。

少女は薬物を過剰摂取して幻覚を起こした姿をTikTokに投稿しようとしていた。しかし、大量のベナドリル摂取では発作や心停止が引き起こされることがあり、悲劇につながってしまったのだ。

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