アニメ「タッチ」のCM起用が効果抜群だったワケ 「にゃんこ大戦争×エヴァ」コラボCMにも注目

東洋経済オンライン / 2021年2月27日 18時30分

2月のCM好感度ランキング、人気アニメとの“意外な”コラボレーションを展開したCMの躍進が目立ちました(©Mitsuru Adachi/Shogakukan)

2月前期のCM好感度ランキングを見ると、人気アニメとの“意外な”コラボレーションを展開したCMの躍進が目立った。CM好感度の首位に立ったのは日本マクドナルド『チキンタツタ&チキンタツタ瀬戸内レモンタルタル』の新CM。『チキンタツタ』発売30周年を記念して、1980年代に放送された人気アニメ『タッチ』とのコラボレーションCMを1月26日から放送した。

本作は「迷うって、青春だ。」をコピーに、ヒロインの浅倉南が定番のチキンタツタと新商品『チキンタツタ瀬戸内レモンタルタル』のうちどちらを選ぶのか迷う様子を描くというもの。BGMにはアニメ主題歌『タッチ』の替え歌『タツタ』を使用した。原曲の歌手である岩崎良美本人が当時と変わらない伸びやかな歌声を披露している。

CMは白い雲の浮かぶ青空をバックに、彼女の幼なじみの双子・上杉達也、和也それぞれに続けて2種類のバーガーが大きく映され、そこに「♪タツタ タツタ チキンタツタ どちらかだ~」といった歌声が重なる。最後はキャラクターがプリントされたパッケージとともに2つの商品を映し、「♪チキンタツタッタ~」といったサウンドロゴなどで締めくくった。

■つい口ずさむ楽曲に高評価

40代を中心に幅広い世代から支持を集め、チキンタツタのCMとしては観測史上最高のCM好感度を記録した。モニターからは「昔よく見ていたアニメなので、パッと画面に映った時に注視してしまった」「音楽が懐かしく、つい口ずさんでしまった」など、『タッチ』を懐かしむ声や楽曲を評価するコメントが目立った。

このほか「青春と爽やかさを感じる。食べてみたくなるCM」「毎年チキンタツタを楽しみにしているので気になる」「CMを見てすぐ買いに行きました」といった商品に関する声も相次いだ。またCMに好感を示した人のうち97%が商品を「ためしてみたい」または「いま愛用している」と回答しており、人気アニメをモチーフにした表現だけでなく、商品そのものへの興味喚起にも成功したようだ。

同じく人気アニメとコラボしたヒット事例として、ポノスのスマホ用ゲームアプリ『にゃんこ大戦争』のCMを紹介したい。今年公開予定の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』とのコラボ企画の一環として制作されたCMで、自己最高位となる6位にランクインした。

CMソングにはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲『残酷な天使のテーゼ』の替え歌を使用。原曲を歌った高橋洋子が歌詞を“にゃ”だけで歌う『にゃん酷なにゃんこのテーゼ』をBGMに、ゲームのキャラクターである“にゃんこ”たちがアニメのオープニング映像を再現するという内容だ。

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