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KinKi Kids「最後の90年代デビュー組」の現在地 「ジャニーズ愛」を体現する異色デュオの24年

東洋経済オンライン / 2021年3月31日 13時0分

(写真:iStock/Blue Planet Studio)

堂本光一と堂本剛からなるKinKi Kids。彼らは、ジャニーズ史上初めてデュオでCDデビューを飾ったグループである。その存在は、比較的大人数のグループが多いジャニーズのなかで、いまも異彩を放つ。

一方で、今年11月1日での解散をV6が発表したことにより、このままいけば1990年代にCDデビューしたジャニーズグループのなかで、ずっと変わらずに活動を続ける唯一のグループということになる。彼らは、ジャニーズにとっていったいどのような存在なのだろうか? 

■「硝子の少年」が名曲である理由

ジャニーズのデビュー曲には、大ヒットするのみならず、楽曲としても印象的なものが多い。なかでも、いまから約24年前に発売されたKinKi Kidsの「硝子の少年」は名曲のひとつだろう。

同曲は、作詞が松本隆で作曲が山下達郎。この名前だけでも、力の入り具合がわかる。失恋ソングではあるが、この両人ならではの洗練された、それでいてどこか懐かしい香りのある一曲になった。

松本隆の詞は、都会風のおしゃれな雰囲気を残しながらも、タイトル通り十代の少年ならではの純粋さ、そして儚さを描いている。そこに山下達郎らしい美しいメロディラインと情感あふれるKinKi Kidsのボーカルが合わさり、世代を問わず聴く者を惹きつける。

果たして1997年7月発売の「硝子の少年」は、初週31万枚以上を売り上げオリコン週間チャートの1位を獲得、累計でもミリオンセラーとなるなど大ヒットとなった。同時発売されたデビューアルバム『A album』も同じくミリオンセラーとなり、KinKi Kidsは一躍時の人となる。

そこには、CDデビュー前からの彼らの活躍もあった。日本武道館をはじめとした大きな会場でコンサートを開き、テレビでもグループ、個人それぞれでレギュラー番組を持った。たとえば、吉田拓郎らと共演した音楽バラエティ番組『LOVE LOVE あいしてる』(フジテレビ系、1996年放送開始)は、ギターの習得などその後の彼らの音楽にも影響を及ぼした点で重要な番組だった。

ドラマ出演でも、彼らは強烈な存在感を示した。共演作としては『若葉のころ』(TBSテレビ系、1996年放送)もあったが、衝撃的な内容もあって大きな話題を呼んだのが野島伸司脚本の『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』(TBSテレビ系、1994年放送)である。

このドラマで堂本剛が演じる大場誠は、正義感の強い優等生。だが転校先の中学校でそのことが仇になり、同級生からのいじめ、教師の体罰を受けるなどして次第に追い詰められ、結局命を落としてしまう。堂本光一は、当初は誠の親友であったものの、周囲の策略や嫉妬によっていじめる側にまわってしまう同級生・影山留加を演じた。物語は、誠の死後真相を知った父親(赤井英和)の復讐劇へと展開していく。

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