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iOS 15から搭載される「iPhoneの5つの大進化」 Androidユーザーと動画を見ながらビデオ通話

東洋経済オンライン / 2021年6月12日 7時0分

WWDC21の基調講演に立つ、アップルのティム・クックCEO(写真:アップル基調講演ビデオより)

アップルはアメリカ時間6月7日より開催した世界開発者会議「WWDC21」で、iPhone、iPad、Apple Watch、Apple TV、Mac向けの新しいソフトウェアを披露した。

いずれも開発者向けにすぐにベータ版が公開され、一般のユーザーの試用は7月から、正式版は秋にリリースされる予定だ。

中でも主力であるスマートフォン「iPhone」には、より重要なアイテムとして役立つための新機能が搭載された。数ある新機能から注目度の高い5つをピックアップしてご紹介する。

■「Siri」が超高速化される

これまで音声アシスタントは、デバイスのマイクで音声を拾い、これをサーバーに送って認識し、結果を再びサーバーから返す形で実現してきた。そのため、音声データの収集や、アシスタントへの指示がサーバーへの送受信の過程で盗み聞きされるのではないかという懸念も根強い。クアルコムの2020年8月の調査では、45%の人々が音声アシスタント利用に対してプライバシーの心配をしている。

プライバシーを強調するアップルも、2019年7月に、ユーザーに黙ってSiriへの指示をグレーディング(人が音声を聞き取ってテキストに変換すること)していたことが発覚し、以降ユーザーに許可を取って協力を仰ぐ仕組みに切り替えた。

ちなみにグレーディングは、音声認識技術を確立するうえで必要な、重要な作業であることがAI開発の現場では知られているが、それは必ずしも消費者に理解されることではない。

こうしたプライバシーの不安を払拭するため、端末上で音声アシスタント「Siri」の音声認識を行う仕組みを、iOS 15に搭載した。

A12 Bionic以降を搭載するiPhone・iPadで、搭載する機械学習処理を受け持つニューラルエンジンを生かし、マイクで聞き取った音声を端末内で処理して理解するようにした。

例えばアプリの起動や音楽の再生・停止の指示、タイマー設定、予定の確認などは、音声認識から指示の実行までインターネット接続を伴わず実行できるようになった。ただし、指示の内容にネット接続が伴うウェブ検索やウィキペディアの情報表示、メッセージの送信などは、引き続きネット接続が必要となる。

このSiriの音声認識技術の変更はプライバシーだけではなく、音声アシスタントの反応速度が大幅に向上する効果がある。ネット接続環境の善しあしに関係なく、瞬時に指示を理解できるからだ。

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