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シャンプーも歯磨き粉もやめた私が気づいた真実 足りないものなど何もなかったということ

東洋経済オンライン / 2021年6月13日 6時30分

大量にあった爪ケアの品々は、今やこの目薬入れ一個に。愛用のラジオの上に置き、気づいた時に中に入れたゴマ油で爪と皮膚の間を潤す(写真:筆者提供)

疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第12回をお届けします。

■江戸の町娘に感謝する

さて、そんなこんなで人知れず涙ぐましい試行錯誤を繰り返し、洋服も化粧品も決死の覚悟で手放した果てに、ようやく「キラキラ」と「買わない生活」の両立は可能という揺るぎなき結論に達したイナガキである。

いや~ホント、自分で自分を褒めたいというのはこういう時にこそふさわしい言葉ではなかろうか。

何しろロールモデルってのがいなかったわけですよ。いるのかもしれないが、我が貧弱な情報収集力では発見することができなかった。

かろうじて見つけたのは「江戸の貧乏長屋の町娘」という、実際には見たことも会ったこともない存在。それでも大昔のこの地にちゃんと生きていたに違いない町娘の存在は、間違いなく私の心の支えであった。

彼女たちのおかげで私は何とかくじけずに挑戦を積み重ね、ついに、今を生きる確かなロールモデルとしてフランスはリヨンのおしゃれな娘っ子たちにまでたどり着くことができたのだ。

まさか町娘も300年後のアフロに感謝されるとは思ってもみなかっただろうが、それでもこの場を借りて深く感謝を申し上げたいと思う。

で、物事とは何事も最初が大変なのであって、まったくビクともしないように見えた大岩も、なんとか諦めずに「ビク」と動くまでウンウン押し続け、そしていったん斜面を転がり始めてしまえば、あとは何の力も加えずとも加速度がついてゴロゴロと転がっていくものである。

要するに、図に乗った私はとどまることなく「買わないキラキラ」を追求することにした。

■体も頭も「湯」で洗う

まず、シャンプーおよびリンスをやめた。ボディーソープもやめた。

と言うと、え、体も頭も洗わないの? と驚かれることがままあるが、そうではない。「湯」で洗うことにしたのである。理屈としては、基礎化粧品をやめたことの延長ですね。

余分なものを塗らなければ取る必要もなしという貴重な教訓を私は身をもって得たわけで、ならば髪に関しても、いわゆる整髪料を使うことをやめれば湯で洗えば十分ではと考えたのだ。リンスはそもそも髪に何かをつける行為だから、当然それも不要。

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