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話題の「16時間断食」の一体なにがスゴイのか がんを克服した医師が辿りついた究極の食事法

東洋経済オンライン / 2021年6月16日 18時0分

「1日3食」の常識を覆す、食事時間と体の仕組み(写真:Kana Design Image/PIXTA)

夕飯を食べてから翌日の朝食まで16時間開けるという「16時間断食」が注目を集めている。

著者の青木厚氏は、糖尿病をはじめとする生活習慣病の専門医である。「1日3食」という常識を根底から覆す食事法を編み出したきっかけは、著者自身が舌がんを患ったことだという──。

「16時間断食」ブームのきっかけとなった『「空腹」こそ最強のクスリ』より一部抜粋・再構成してお届けする。

■「食事をしただけなのに疲れる」という人は要注意

私は内分泌代謝や糖尿病を専門とする医師です。大学病院などでの勤務を経て、クリニックを開設し、風邪をひかれた方から生活習慣病の方まで、数多くの患者さんを診てきました。

皆さんのなかに、こんな症状に悩まされている方はいませんか?

「食べると、すぐ眠くなってしまう」
「最近、胃腸が弱っている気がする」
「疲れやすくなった」
「何もする気が起きなくなったり、イライラしたり、気分の変化が激しい」

いろいろな原因が考えられますが、もしかしたら、あなたのその症状は、「食べすぎ」からきているかもしれません。しかも、1日3食、規則正しく食事をとるだけで、「食べすぎ」になってしまう可能性もあるのです。

「食生活に関する世論調査」(NHK、2016年)によると、1日平均3食とる人の割合は、16~29歳では70%程度、60代は85%以上、70歳以上になると90%を超えています。

「1日3食」という習慣は、私たちの生活に、これほどまでに深く浸透しています。しかしながら、「1日3食が理想的である」という考え方には、実は、確固たる裏付けはありません。

それどころか、1日3回の食事は、体や健康にさまざまなダメージを与えているのです。

1日3食の弊害として、まず最初に挙げられるのは、「内臓が休む時間がない」ことです。

食事は「食べたものが喉を通過したら終わり」ではありません。体の中では、各臓器が一生懸命働いています。内蔵にとってはむしろ、食べものが喉を通過してからが、「食事」の本番です。

食べものが消化されるまで、胃の中に滞在する時間は平均2~3時間、脂肪分の多いものだと、4~5時間程度といわれています。小腸は、胃から送られてきた消化物を5~8時間かけて分解し、水分と栄養分の8割を吸収します。大腸は、小腸で吸収されなかった水分を15~20時間かけて吸収します。

忘れられがちなのが、肝臓です。肝臓は働き者です。体に入ってきた栄養を必要なエネルギーに変えたり、余分なエネルギーを蓄えたり、食べものに含まれるアルコールやアンモニアなどの毒素を処理したり、脂肪の消化吸収を助ける胆汁をつくったりします。

■1日3食とると、内蔵は休むことができない

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