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放送46年「アタック25」終了が勿体なさすぎる理由 なぜクイズ人気を無視し、財産を放棄するのか

東洋経済オンライン / 2021年6月26日 15時0分

「アタック25」の終了はテレビの迷走を象徴しています(写真:朝日放送テレビホームページ)

6月24日朝、「パネルクイズ アタック25」(朝日放送・テレビ朝日系)が今秋で放送終了することが報じられました。現在放送中のクイズ番組で最も長い46年の歴史を持つ長寿番組だけに、Yahoo!ニュースのコメントランキング(エンタメ)で1位になるなど、大きな反響を集めています。

特筆すべきは、その大半が「残念です」「これはショック」「家族で見られる良質なコンテンツだった」「日曜の楽しみが1つ減りました」「いつか出たいね、なんて話もしてました……」などと番組終了を惜しむ声ばかりだったこと。「完全な愚策」「テレビ局の迷走が止まらない」などの強烈な批判はあっても、番組終了を肯定するような声はほとんど見かけませんでした。

より視聴率獲得が求められるゴールデン・プライム帯の番組ならともかく、日曜昼すぎの長寿番組にも、打ち切りの波が押し寄せていることに驚いた人も多かったようです。はたして惜しむ声や批判で一色の「アタック25」終了は、テレビ局にとって妥当な策なのでしょうか。

■視聴者参加番組は“ほぼ絶滅”へ

「アタック25」は、「4人の解答者がオセロゲーム形式で25枚のパネルを奪い合う」という形式のクイズ番組。正統派の早押しクイズをベースにしながらも、パネルを取る戦略性、アタックチャンスでの逆転劇、豪華旅行をかけた最終問題など、エンタメ度の高さで根強い人気を得続けてきました。

そのエンタメ度の高さを演出していたのが、視聴者参加型の番組形式。今回のコメントにも「他のクイズ番組と違って一般人のリアルな反応が見られて面白い」とあったように、一般人の一喜一憂する姿が魅力の1つとなっていました。

「アタック25」の歴史を振り返ると、番組スタートは1975年ですが、1970年代から1980年代は視聴者参加型クイズ番組の全盛期。「アップダウンクイズ」(TBS系)、「ベルトクイズQ&Q」(TBS系)、「クイズタイムショック」(テレビ朝日系)、「クイズ100人に聞きました」(TBS系)、「アメリカ横断ウルトラクイズ」(日本テレビ系)などが放送されていました。

1980年代半ばから芸能人が解答者のクイズ番組が増えて、視聴者参加型のクイズ番組が激減し、1990年以降の「アタック25」は、しばしば“最後の砦”と呼ばれる存在になりました。2017年12月に「99人の壁」(フジテレビ系)が90人超の一般参加者を集める形式でスタートしたものの、現在は大幅にリニューアル。ホームページ上に応募フォームこそありますが、チャレンジャー(センターステージ)は番組側がスカウトするケースが多く、ブロッカー(壁)も各テーマの専門家をそろえるなど、ほとんど視聴者参加型のクイズ番組ではなくなってしまいました。

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