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災害対策を意識した最旬キャンピングカーを調査 トレンドはインフラを確保する充電システム

東洋経済オンライン / 2021年7月5日 14時0分

オートワンが販売している、スズキの軽商用車「エブリイ」がベースのキャンピングカー「給電くんポップアップルーフ」(筆者撮影)

キャンピングカーは、本来、キャンプなどのアウトドアレジャー向けだが、近年は災害対策としての使用も注目されている。緊急時に水や食料、電気などといったライフラインを確保できるほか、コロナ禍により問題となっている避難所などでの「密」を避けられるスペースとしても使えるからだ。

とくに、ここ数年は各地でゲリラ豪雨や台風などによる災害が多発しており、一般的に防災や災害対策への意識が高まっている。また、東日本大地震など、過去におこった大災害からの教訓もあるだろう。実際に、キャンピングカーの業界団体「日本RV協会」が行ったユーザーアンケートでも、「キャンピングカーが災害時に活躍する」と答えた人は99.2%と大きな割合を占めている。そして、そういった意識の高まりは、キャンピングカーに対し、レジャーだけでなく、災害時にも役立つモデルを求める層の増加へつながっているという。

そこで東京キャンピングカーショー2021(6月12~13日・東京ビッグサイト青海展示棟A)に出展されたモデルを例に、災害対策としても活用できるキャンピングカーにスポットを当ててみる。

■オートワンの「給電くんポップアップルーフ」

軽自動車ベースのキャンピングカー専門メーカーである「オートワン」は、スズキの軽商用車「エブリイ」をベースに製作した「給電くんポップアップルーフ」を展示した。大きな特徴は、電子レンジやエアコンなどが使える独自の充電システムと、軽自動車ながら4人の就寝を可能とするポップアップルーフの採用だ。

充電システムでは、走行中に充電可能な55Aのサブバッテリーを搭載するほか、ルーフ部に装着した独自の40W薄型ソーラーパネルやインバーターにより、エンジン停止中の補充電も可能とする。これらにより、本格的なキャンピングカーと同様、停車中でも車内で家電製品などを使うことができる。

また、停車時にルーフ部を上方へせり上げることで、テントになるポップアップルーフも装備し、ルーフ部に2名、車内に2名という充実の就寝スペースも確保する。ルーフ部は、走行中は格納できるため、全高が1990mmに収まり、ショッピングセンターの屋内駐車場などに入ることも可能だ。

ほかにも各10Lの給水タンクや排水タンク、シンク、家電が車外で使える100Vの電源コンセントなども設定することで、キャンプ場での車中泊はもちろん、緊急時にはライフラインを確保することもできる。

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