1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

双子パンダが飲む「混ぜて使う人工乳」意外な中身 「上野赤ちゃんパンダ」の今をマニアックに解説

東洋経済オンライン / 2021年7月6日 14時0分

上野動物園によると、保育器にいる赤ちゃんに母乳を飲ませやすいよう、ぬいぐるみを下に敷いて、高さを出しているという。記事冒頭の画像は、赤ちゃんの下のふくらみに、ぬいぐるみが入っている。

「タオルでもなんでもよかったのですが、段差をつけるに当たり、ちょうどよい大きさのもの(ぬいぐるみ)が近くにあったので使ったと聞いています」(大橋課長)。ぬいぐるみは消毒しており、すぐ使えるように、保育器内の隅に置かれている。

■小池都知事「名前を募集することになる」

東京都の小池百合子知事は、シャンシャンの中国返還時期の延長など、折に触れて、パンダのことを会見で話してきた。だが、シンシンが双子を産んだのは、都が小池知事の静養入りを発表した数時間後。そのため、小池知事が双子誕生を語る機会はなかった。

公務復帰を果たした翌日(7月2日)の会見で、早速、双子パンダついて「この後、名前の募集をすることになりますので、そのときはまた改めてお伝えをしたいと思います」と述べた。4年前は、小池知事が「シャンシャン」の名前を発表している。

現在は、シンシンが双子を交互に育てているが、2カ月ほど経てば、2頭が同時にシンシンの前に姿を見せるときが来る可能性がある。シンシンはそのとき、どんな反応をするだろう。これまでに5組の双子を育てあげたアドベンチャーワールドの良浜(らうひん)も、保育器との「入れ替え」方式で育てた。良浜は双子が登場した瞬間、驚いたような反応をみせたものの、何事もなかったように双子を抱いたり舐めたりしたそうだ。

パンダは単独で生きる動物なので、飼育下でも通常は1頭で過ごす。例外は、①繁殖期の雄と雌の同居、②母子の同居(一般的な期間は、子が1歳~1歳半ごろになるまで)、③双子など同じ年に生まれたパンダの幼少期の同居などだ。筆者は中国で、6頭の子パンダが一緒にいる場面を見たことがある。

一般的にパンダは、兄弟姉妹でも年齢が違えば同居させない。大きくなってからはもちろんのこと、幼い頃でも、年齢の低いパンダが体格の違いで、ほかのパンダに襲われる危険があるためだ。

しかし双子なら、長ければ満4歳ごろまで同居でき、互いに遊び相手になれる。上野動物園でも今後、母子3頭が一緒に暮らす様子を垣間見ることができるかもしれない。

中川 美帆:パンダジャーナリスト

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング