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オンライン就活で学生を阻む「3つの壁」の克服術 複数内定得た学生がやっている対策と心構え

東洋経済オンライン / 2021年7月13日 8時30分

この変化に、苦戦を強いられている就活生が実は多い。

実際、「オンラインだと本来の自分が伝わらないのではないかと心配だ」「画面ごしで熱意を伝えるのが難しい」という声も学生から多く上がっている。笑顔や明朗さなどで印象付けをするというのは意識することで身に付けることができるが、今はそれよりも本質的な「自己理解」「企業理解」そして、「言葉で自分を表現すること」が求められているからだ。

■気軽さの裏にある、オンライン就活の壁

苦戦をしている就活生の話を聞いていると、主に3つの壁に苦しんでいるようだ。

1つめは、ガクチカ(=学生時代力をいれたこと)が不足しており、企業に自信をもって自己PRできないと悩む学生が増えている点だ。

2022年卒の学生の多くは、大学3年生のときに研究活動や留学、アルバイトやサークル活動など多くの制限を受けた。新型コロナウイルスの情報も社会的に少ない時期だったこともあり、各種大会や学園祭などが軒並み中止され、思うような活動ができずに涙をのんだ人も多い。「学生時代に頑張ったことを聞かれても困る」というのも学生の偽らざる本音だろう。

一方で企業側もそういった大学生を取り巻く状況を理解している。大手メーカーの人事担当者は「重要なのは、その方の価値観が自社にフィットするか。大学3年生のときの活動だけに焦点を絞るのではなく、どんな考え方でこれまでの人生を過ごされてきたのかをみている」と話す。

わかりやすいエピソードがないからといって自信をなくす必要はない。過去の経験を丁寧に棚卸しして言語化し、人となりを相手に伝えられるように準備することが重要だ。

2つめは、企業選び。オンラインで説明会などに参加しやすくなり、選択肢が増えたが、むしろ学生は「どの企業に応募すべきか」に迷ってしまっていることだ。

オンライン化によって、授業の合間にどこからでも選考に参加できる気軽さや、会場の人数制限を気にすることなく説明会を開催できるようになったことは大きな利点になっている。しかし、その気軽さゆえに、闇雲に人気企業の説明会に参加し、「就活をしている気になっている」という状況に陥る学生が垣間見られる。

行動量を増やすことや幅広く業界をみることは大事だが、まるで動画サイトで動画を流し見するような感覚で各企業の説明会に参加をしていると、結果的に気づきを得られず、自分が何に興味があるのかがわからなくなってしまう。

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