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ベンツより高級「マイバッハ」3000万円のニーズ ベンツ以上ロールス未満の価格帯に見出す勝機

東洋経済オンライン / 2021年7月13日 7時40分

2代目メルセデス・マイバッハ Sクラス(写真:Daimler)

2021年7月1日、メルセデス・ベンツより2台の新型モデルが発表された。「メルセデス・マイバッハSクラス」と「メルセデス・マイバッハGLS600 4MATIC」の2台だ。

この2台の新型車で注目してほしいのは名前が、「メルセデス・ベンツ」ではなく、「メルセデス・マイバッハ」であること。メルセデス・ベンツのテクノロジーを使いつつも、“マイバッハ”という名前を付加する別ブランドとして世に送り出された2台だ。

では、その「マイバッハ」とは何か。

これはメルセデス・ベンツの創設期に多大な貢献を果たし、後に自動車メーカーとして独立する技術者の名前だ。

メルセデス・ベンツから離脱したヴィルヘルム・マイバッハと、その息子となるカール・マイバッハは、現在からちょうど100年前となる1921年に第1号車を発表している。当時の最先端の優れた技術と豪華な室内、斬新な設計とデザインを備えたマイバッハのクルマは、走る芸術品として賞賛された。

その後、マイバッハは第2次世界大戦前の欧州で超高級車ブランドとして認められていた。しかし、そんなマイバッハも大戦後は活動を縮小してゆき、1961年からは現在のメルセデス・ベンツの傘下となっている。

■価格はベース車両の2倍以上

そんな歴史ある名前を与えられたのが、このたびの新型車「メルセデス・マイバッハSクラス」と「メルセデス・マイバッハGLS600 4MATIC」だ。

その内容を簡単にいってしまえば、最新のメルセデス・ベンツ「Sクラス」と「GLS」を、マイバッハにふさわしい「究極の」「洗練されたラグジュアリー」を目指す車両として改良されたもの。

価格は、「メルセデス・マイバッハSクラス」が2648万円/3201万円、「メルセデス・マイバッハGLS600 4MATIC」が2729万円。ベースとなるメルセデス・ベンツSクラスやGLSのエントリーグレードと比べると、2倍以上のプライスとなる。もちろん現在のメルセデス・ベンツとしては最上級の価格帯だ。

では、そんな2000万~3000万円もするクルマにニーズはあるのか。その答えはYESだ。ニーズはしっかりと存在する。スーパーカーとして有名なフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンなどのスーパーカーは、どれも2000万~3000万円が当たり前だ。

もう少しマイルドで、日常使いできそうなアストンマーティンやベントレーのスポーティセダンやSUVも同様の価格帯となる。さらにロールス・ロイスともなれば3000万円台からスタートし、上は6000万円を超えるモデルも存在する。

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