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「また辞任」小山田氏の炎上騒動、加速した5大理由 「キャンセルカルチャー」って知っていますか?

東洋経済オンライン / 2021年7月22日 13時0分

多発する「失言」「スキャンダル」に対する世の中の動き──「キャンセルカルチャー」とはどのようなものか(写真:SIphotography/iStock)

日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。

たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。

その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち12万部を突破するベストセラーになっている。

コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「小山田圭吾氏辞任騒動が加速した5大理由」について解説する。

■五輪開幕直前「また辞任」のドタバタ劇

コミュニケーションのポジティブな事例やアドバイスを発信したいと続けているこの連載ですが、次々と明るみに出る「失言」や「スキャンダル」に、「そうは問屋が卸さない」状況が続いています。

五輪の開閉会式の音楽制作を担当する小山田圭吾氏が、過去に「いじめ」をしていたことが明らかになり、最終的に辞任を表明する騒ぎとなりました。

当初から「つまずいてばかり」のこの五輪。開幕直前まで続いたドタバタに、われわれは頭をかしげすぎて、もはや地面につきそうです。大会の開催そのものを含めて、「すべてが悪い冗談だよね」としか思えません。

とどめを刺すかのような今回の「新たな醜聞」の発端は、小山田氏が学生時代に、障害のある人を含め、複数の人にいじめを繰り返し、1994~1995年に、その内容を自ら、雑誌で赤裸々に語っていたことでした。過去にも問題になっていたのですが、今回の五輪での登用で、改めて注目を集めたといういきさつでした。

今回のテーマも、残念ながら「ネガ寄り」のテーマになりますが、過去に過った言動をした人を排除しようとする「キャンセルカルチャー」について考えていきます。

いじめそのものは30年以上前で、それを告白したのも20年以上前のこと。このように、これまでの功績を否定するかのように、過去の言動を糾弾し、その対象を排除しようとする「キャンセルカルチャー」なる動きが、アメリカを中心に広がっています。

■SNSの普及で誰もが「排除活動」に参加しやすくなった

例えば、今年3月には、アメリカの雑誌『ティーンボーグ』の編集長に就任予定だった27歳の女性ジャーナリストが、17歳のときに差別的なツイートをしていたことが発覚し、辞退を余儀なくされる事態となりました。

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