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「お金より時間」優先の転職・就活が幸せを導く 給料中心で仕事を決めても幸せにはなれない

東洋経済オンライン / 2021年7月23日 9時30分

「お金より時間が大事」健康で幸福な生活を送るために大切なこととは(写真:ふじよ/PIXTA)

ハーバード・ビジネススクールのアシスタントプロフェッサーにして、心理学者のアシュリー・ウィランズが書いた『TIME SMART(タイム・スマート)』。効率性一辺倒ではない、異色の時間術の本だ。「お金より時間が大事」「生産性向上はタイム・リッチ(時間的に裕福な状態)から」「まず、健康で幸福な生活を送る、その後、生産性・創造性が上がる」と説く。もちろん、心理学者だから、科学的な調査、統計データでその主張を裏づける。一部を抜粋・編集してお届けする。

■ストレスフルな今の会社にとどまるか? 転職か?

私たちは就職した途端、自分の時間に制約を加え始める。最初のうちは特にそうなのだけれど、仕事を決めると、自分をタイム・プア(時間的に貧乏)にするのが確実な一連の行動をとる羽目になる。仕事の決定は、一生にわたってどんな道を歩むか、どれだけタイム・リッチ(時間的に裕福)になれるかを決めかねない。

筆者が取材したテッドのことを話そう。フルタイムで働いたことのある人ならほとんど誰もが一度は直面するような、人生の重大な決定を迫られていた。すなわち、キャリアを変えるべきかどうかという決定だ。
テッドは大学を卒業して以来5年間、小売業の経営部門で働いてきた。妻と4歳になる娘がいて、住宅ローンを抱え、他にも多くの出費があった。だから、収入が減ると困る。

その一方で、今の仕事は「アリ地獄のよう」に感じていた。「抜け出そうとすればするほど、深みにはまってしまう」のだという。仕事があるのはありがたかったけれど、売り上げを伸ばすための絶え間ないストレスとプレッシャーで頭がおかしくなりそうに感じてもいた。

出世コースに乗っていたので、この仕事にとどまれば、2年のうちにはさらに昇進できた。転職すれば収入が減るのは承知していたけれど、もっと幸せを感じたかったし、アカウント・エグゼクティブのような、自分がもっと楽しめそうなキャリアに移りたくもあった。

おそらく、もう選択肢はおわかりだろう。もっと幸せだけれど給料が少ない仕事に替えるか、今の職にとどまり、厖大な時間を奪われ、さらに大きなストレスをもたらす出世コースを進み続けるかの、どちらかだ。

■「お金優先」の学生より「時間優先」の学生が幸せだった

人生のさまざまな時点ごとに、優先事項も違ってくるし、どれだけタイム・リッチかも変化する。もしあなたが、多額の借金をしたり、住宅ローンを抱えたりすれば、時間のコスト、あるいは幸せに対するコストをともなう、望ましくない仕事でも、高い給料を得るためにはしかたないと思うかもしれない。

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