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「20代で結婚して出世もしたい」女性が選んだ伴侶 時代とともに人生設計の仕方も変化している

東洋経済オンライン / 2021年8月19日 19時0分

極めつけは、ウィークデーの仕事終わりに食事デートをしたときのこと。彼が、自分の会社の近くのレストランを指定してきたので、奈津美がそこに出向いた。

「食事を終えて駅に向かう道すがら、2人で並んで歩いているときに、『こんなところを会社の人に見られたら嫌だなぁ〜』って言ったんですよ。私、心の中で、“それなら、会社の近くのお店を指定しなければよかったのに“と思ったんですよね」

そして、このデートの翌日、奈津美は山田に交際終了を出した。

9人目の孝之は、9つ上の男性だった。それまでは同世代との見合いが多かったのだが、あえて年の離れた男性からの申し込みも受けてみた。

「最初は、“9つも上の人ってどうなんだろう“って。でも、お見合いのときから私の言うことを決して否定しなかったし、すごくよく話を聞いてくれたんです。そして、交際に入ってデートを重ねていくうちに、“この人とは、イコールの関係が築けるな“って思ったんですよ。独りよがりに事を進めようとしないし、私が何を言っても語気を荒げたり、怒ったりしない。結婚するならこういう人がいいなと、お会いしていくたびに、彼を好きになる気持ちが育っていきました」

■地方に転勤する可能性について話したら…

孝之には、幸せな家庭を築きながらも自分のキャリアを磨いていきたいことを正直に話した。そして、地方支社に役職付きで転勤できたら、それがキャリアアップにつながることも告げた。

すると、孝之は言った。

「もし転勤できるなら、それもチャンスだし、行ってきたらいいんじゃない? 2、3年なら別居婚でもいいよ。帰ってきても奈津美ちゃんはまだ20代だし、それから子どもを作っても遅くないでしょ。僕はオジサンになっていくので体力的に心配な部分もあるけれど、まあ、まだ30代だし、離れていても僕の気持ちは変わらないよ」

孝之のこの言葉に、奈津美の中で迷っていた気持ちが、「会社からチャンスを与えてもらえるなら、転勤してキャリアを積もう」という方向に大きく振り切れた。

そして、5月には正式に結婚を決めて、5月の末日に成婚退会をしていった。結婚の報告に来た奈津美が言った。

「実は、孝之さんが親御さんに、『最初の数年は、別居婚になるかもしれない』という話をしたら、『若い子だから、結婚を本気で考えていないんじゃないの?』と危惧されたようなんです。でも、孝之さんは、『今の時代、女性もチャンスがあるならキャリアを積んだほうがいいし、離れていても2人の気持ちは変わらないから』と言ってくれたみたいで。もしかしたら親御さんはもっとほかにも言ってるかもしれないけど、彼が止めているのか、私にはそれ以上のことは、何も伝わってきていません」

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