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「頭皮がにおう人・におわない人」の洗い方の差 夏だからといって「1日2回の洗髪」は洗いすぎ

東洋経済オンライン / 2021年8月28日 19時30分

頭皮のにおいの原因はいったい何なのか?(写真:torwai/iStock)

頭皮がにおう人と、におわない人はどこに違いがあるのか? 吉木伸子さんの新刊『美容皮膚科医が教える大人のヘアケア再入門』より一部抜粋・再構成してお届けします。

■においの原因は「皮脂」にあり

頭皮のにおいを気にする人がとても多いようです。頭皮のにおいのもとは、何でしょう。人体でもっとも皮脂が多いのは「頭皮」です。皮脂が空気で酸化されたり雑菌で分解されたりすると、においを発します。つまり皮脂が多い人の場合、その皮脂を長時間洗わずに放置すると、においのもとになります。

よく「汗くさい」といいますが、じつは、汗は無臭です。汗をだらだらかくサウナの中が、くさいということはありません。額に汗が流れたときに、それを手にとって、かいでみましょう。何もにおいはしないはずです。

しかしたとえば、運動して全身汗をかいたあとの、スポーツウェアなどは、におうかもしれません。それを「汗くさい」とよくいいますが、それはじつは、汗のにおいではなく、体から出た皮脂のにおいです。

運動して体温が上がると、背中などの皮脂腺が多いところから皮脂がたくさん分泌され、それがにおいのもとになります。

汗をかくと汗くさくなると思って、夏は1日2回洗髪するという人もたまにいますが、それでは洗いすぎです。洗いすぎれば、頭皮が乾燥して、かえってフケの原因になることもあります。

汗が気になったときはシャンプーを使わず、湯だけですすげばOK。汗は「水溶性」なので、湯だけで落ちます。シャンプーで洗うのは1日1回までにしましょう。

頭皮は常に皮脂が多い部位なので、脂性の人でなくても、常に地肌は皮脂でおおわれています。シャンプーして皮脂をとっても、通常は6時間もたてば皮脂は再び地肌をおおうので、そこに鼻を近づけてかげば、誰でもある程度のにおいはします。

また、指で頭皮をこすってそのにおいをかげば、脂っぽいにおいがするのが普通です。つまり頭皮がまったくにおわない人はいないし、どんなに洗っても完全に無臭にはなりません。

周りの人ににおわなければよい、と考えましょう。髪の根元がべったりするほどの皮脂を1日以上放置すれば周りにもにおうほどになりますが、そうでもないかぎりは周りの人にまでにおうことはないはずです。

においに神経質になって洗いすぎると、皮膚の善玉菌がうばわれることで肌の健康が失われ、フケやかゆみなどの原因につながります。

地肌は髪におおわれており、直接よく見ることができません。そのためもあってか、地肌をいたわる意識が低い人が多いようです。「シャンプーのときにごしごし洗い、ドライヤーの熱風を当て、そのまま」という人が大半でしょう。顔は洗ったあとに化粧水・乳液をつけたり、ときには保湿マスクを使ったりと熱心にケアしている人が多いですが、地肌はほとんどの人がノーケアです。

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