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どんな絶望的状況でも「森本稀哲」が前を向ける訳 元プロ野球選手が語る「全力疾走」の重要性

東洋経済オンライン / 2021年9月3日 15時0分

現役引退後も野球解説やタレント活動などで活躍する森本稀哲氏(写真:本人提供)

北海道日本ハムファイターズ、横浜DeNAベイスターズ、埼玉西武ライオンズで活躍した元プロ野球選手の森本稀哲氏は、球界屈指のムードメーカーとしても知られています。つねに前向きでいるために、何をしていたのか。『メンタル体操 1日5分で心も体も強くなる「すごい運動」』を上梓した森本氏が心を鍛える方法を解説します。

■行動を変えることで心の状態を変えられる

心と体は連動していて、心が変われば、行動が変わります。逆に、行動を変えることによって、心の状態を変えることもできます。

バッターでいうと、インコースのボールでバットをグシャっと折られてピッチャーゴロになったときに、1塁まで走れる人と走れない人では大きな違いがあります。バットを折られてピッチャーゴロというのは、バッターにしてみれば屈辱的なことです。

結果を受け入れるほかないときに、チームのためにできることといえば、全力疾走して仲間を鼓舞することくらいです。相手にねじ伏せられたとしても、そこで走ることの貴重さがわかっている人は、走れると思います。

全力で走るという誰にでも共通してできることを当たり前のようにできると、周りの選手からも認められるし、自分のプレーにも隙が生まれにくくなります。全力で走るということは、それ自体がすごく前向きなことなのです。

一般の方は「全力疾走」ということばから、キツさをイメージするかもしれません。いつも全力疾走が求められるわけではなく、ときには立ち止まることも必要でしょう。ただ、人生のサイクルで前向きな気持ちが高まってきたとき、例えば仕事において全力疾走するというのは、いい結果につながると思います。

手を抜こうと思えば抜ける局面で、手を抜かないこと。それが人としての強さであり、大事なことと気づいたのは、日本ハムファイターズから横浜ベイスターズへ移籍し、何もかもがうまくいかなかったときです。

思うように力を発揮できない野球選手が、野球でできることは限られています。準備することと、全力でプレーすることだけです。その2つは当然のこととして全員がやらなければいけないことであり、野球選手であれば根底に持つべき考え方であると、ベイスターズ時代に初めて気づくことができました。

今は野球をやめて、いろいろな仕事をやっています。うまくこなしたいとか、新しいこと始めたいという思いもあります。けれど「自分がやれることってなんだろう?」と考えたら、「まずはしっかり準備をして、テレビ番組やステージで自分のできることを全力でやる」ほかないのです。与えられた仕事に対して、しっかり準備をして、全力を傾ければ、うまくいかなかったとしても、後悔にはつながりません。

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