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安いと安易に「定借物件」に飛びつく人が陥るワナ 購入時に退去後の住まいについても考えたい

東洋経済オンライン / 2021年9月4日 8時30分

定期借地権付きの物件は、一般的なマンションに比べ割安で買えるため人気ではありますが、注意点があることをご存じでしょうか?(写真:freeangle/PIXTA)

住宅情報などを見ていて「このマンション安い!」と飛びつき、よく見てみたところ、定期借地権付きの物件だとわかってガッカリすることはありませんか。定期借地権付きマンションは、地主から50年超の期間にわたり土地を借りて建てたマンションのこと。

一般的なマンションに比べて割安で買えるので、最近、ジワリ人気です。これから検討する人は、その魅力と留意点について確認しておきましょう。

■購入当初の満足度は高い

定期借地権マンションの魅力は、何といっても、その価格の安さです。肌感覚で言えば、相場の2~3割引きくらい。例えば、5000万円が相場と思われるマンションが3000万円代で手にできるとなれば、広告を二度見するのではないでしょうか。それが定期借地権マンションだとわかっても、50年は住めるなら賃貸で借りるより満足度も高そうです。

おまけに、土地の固定資産税・都市計画税は地主持ちで、定期借地権マンションの購入者は負担がありません(建物分は別)。

「期間満了時に建物を解体し、更地にして地権者へ返却」「建物の買取り請求や、契約更新及び改築等による期間延長は不可」などの説明を受けても、マンションを家族に残したい希望がないケースや、最終的には地元に戻る予定のケースなどでは、納得の上で前向きに購入する人も少なくありません。

特に、定期借地権マンションを“終の棲家”とはせず、投資物件を買うような視点で購入する人の場合は、おいしい話も耳にします。大都市圏などニーズが高く駅からのアクセスがよく利便性の高い物件を選び、購入後、5年~15年程度で手放すような買い方をする人には、うまみがあるかもしれません。

注意が必要なのは、人生の大半を過ごすマイホームとして、ほどほどの立地の定期借地権マンションを買うケースです。購入後しばらくは快適な暮らしを割安に手に入れた満足感を話してくれることも多いのですが、その後、たびたび雲行きが怪しくなります。第1の波は、おおむね10年を過ぎたあたりで、家計改善のためのご相談が多い印象です。

購入から10年を過ぎたあたりというのは、一般のマンション購入者だけでなく、定期借地権マンションの購入者も、家計運営の改善のために相談に見えることが多いタイミングです。

というのは、一般的なマンション購入者の例で言えば、土地と建物の固定資産税・都市計画税の負担を、それまで住宅ローン控除の還付金を充てる形で対応していたためです。住宅ローン控除が終わったとたんに財源が無くなり、家計改善しなければ、貯蓄ペースが鈍ったり逆に取り崩す暮らしに陥る人もいます。

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