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がんを疑うべき人が抱える「9つの症状」と治療法 兎にも角にも大事なのは「早期発見・早期治療」

東洋経済オンライン / 2021年9月11日 19時0分

「がん」とはどんな病気なのか?(写真:iStock/Chinnapong)

日本人を悩ます「がん」とはいったいどんな病気なのか? がんの発見法から治療法までを、『超リテラシー大全』から一部抜粋・再構成してお届け。今回教えてくれるのは、東京がん免疫治療センター長の明星智洋さんです。

「2人に1人はがんになる」とまで言われていますが、がんにまつわる情報は様々です。今回は、がんについてのリテラシーを考えていきましょう。そもそもがんとは、細胞の暴走による病気です。人間は誰もが「がん遺伝子」を持っており、この遺伝子に異常が起きるとがん細胞が増殖し、身体のあちこちに悪影響を与えるようになります。

胃にできれば胃がん、筋肉にできれば肉腫、血液の成分ががんになる白血病など、その性質もあらわれ方も様々です。がんは遺伝が関係すると考えている人も多いのですが、遺伝的ながんというのは極めて限定的で、ほとんどが生活習慣によるものです。家族で同じがんになることがあるのは、食習慣・生活習慣が似てしまうからだと考えられています。

■とにかく「早期発見・早期治療」が重要

がんに関してとにかく重要なのは「早期発見・早期治療」です。早く見つけ、適切な時期に治療できれば身体への負担は最小限で済ませられるのですが、病院嫌いによって気づいたときには手遅れ、ということも少なくありません。

ここではまず検診の仕方について紹介していきましょう。必要な検診と、そうでない検診について紹介します。まずは、推奨したい検査についてです。

<受けるべきがん検診の種類>
1 胸部CT
2 腹部超音波検査
3 胃カメラ
4 大腸カメラ(できなければ、便潜血検査)
5 血液検査
6 腫瘍マーカー(CEA、CA─9、SCC、男性はPSA)
7 女性の場合は乳がん、子宮頸がんの検査

まず、胸部CTで肺に腫瘍などがないかのチェックを行います。放射線被ばくが心配な方は、「低線量CT」といって、通常のCTと比較して被ばく量が10分の1程度に抑えられる検査もあります。腹部に対しては、腹部超音波検査をおすすめします。ただ、お腹の脂肪が多い方やガスが多い方は、うまく検査ができないこともあります。

そのような場合は、CTで腹部の臓器のチェックを行います。ただし、胃腸の内部は、CTや超音波検査では、見づらいので、できれば胃カメラや大腸カメラをおすすめします。6つ目の「腫瘍マーカー」は血液検査の一種なのですが、がんがあると特殊なタンパク質や酵素ができることがあり、その数値をチェックできる検査です。

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