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中国政府が濫用、「内政干渉」がはらむ深刻な問題 議論を封じ込め、国際社会との対話も回避

東洋経済オンライン / 2021年9月15日 9時30分

こうした対応は、中国が国際社会の批判を気にしていないのではなく、逆に外国から国内の問題点を指摘されてそれを認めれば、共産党が誤りを犯したことを認めることになり、一党支配の正統性を傷つけることになるからだろう。党支配を揺るがすようなことは習近平主席ら党中枢が決して認めるものではない。ゆえにかたくなな態度を取らざるをえないのである。

しかし、自分たちの主張は絶対に間違っていないから、話し合う必要はまったくないという姿勢では外交など成り立ちようもない。

内政干渉という言葉を振りかざすだけで、他国の主張に聞く耳を持たない。対話をする気がない。自分たちの正当性しか主張しないというかたくなな中国外交の姿勢によって、中国とはまともな会話ができないという空気が国際社会に広がっている。

その行き着く先は、中国の外交空間の縮小であり、中国の孤立化であり、世界の分断である。もちろんそんなことをわかったうえでやっているであろうから、中国とはやっかいな国である。

薬師寺 克行:東洋大学教授

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