1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「本当に就職に強い大学ランキング」トップ150校 金沢工大が5年連続首位、コロナは就職率にも影響

東洋経済オンライン / 2021年9月17日 7時20分

2021年卒の大学別(卒業生1000人以上)就職率ランキング。トップは5年連続で金沢工大。

2020年卒まで続いてきた大学生の売り手市場。コロナ禍の影響により、2021年卒の就活戦線の途中からこの流れは一転した。こうした状況を端的に表しているのが、大卒求人倍率(新卒生の民間企業の求人総数÷民間企業就職希望者数で算出)の変化だ。リクルートワークス研究所が発表している2021年卒の大卒求人倍率は、2月の調査時点では1.72倍だったが、6月調査では1.53倍にまで下がった。

■全体の実就職率は前年比3.3ポイント減の85.4%

コロナ禍の影響が大きいが、識者は「リーマン・ショック以降、最も低かった2011年から2014年にかけて、1.2倍台の求人倍率が続いた時期に比べれば堅調。就職氷河期の再来ではない」と口をそろえる。

それでも、航空業、観光業、旅行業などの採用数の縮小や、経験したことがないオンライン就活など、就活生に吹いた逆風は、大学別の実就職率(就職者数÷<卒業者数-大学院進学者数>)のランキングに少なからず影を落とした。

大学通信が、医学部と歯学部の単科大学を除くすべての大学を対象として行っている就職状況調査によると、2021年卒の平均実就職率は85.4%。前年を3.3ポイント下回った。卒業生数1000人以上の大学の中で、実就職率が90%を超えている大学は、前年の89大学から53大学と大きく減っている。

個別の大学の実就職率の状況を、卒業生が1000人以上の大学を対象とした実就職率ランキングで見ていこう。

1位の金沢工業大学は、この条件の実就職率ランキングで5年連続のトップだ。実就職率が高いだけではなく就職先に関しても実績が高く、上場企業と大手企業(資本金3億円以上または従業員300人以上の企業)の就職者は、卒業生の64%に上る。

2位は昨年の4位から上がった愛知工業大学。トップ2大学以外にも工科系大学が数多くランクインしているのは例年通りだ。製造業の求人は多く、情報技術の発達に伴う事務系職の減少の影響を受けにくいことに加え、銀行や商社、シンクタンクなど文系のイメージが強い業種でも理系的な知識が求められていることなどが、工科系大学の実就職率が高い要因となっている。

ランキングを見ると、大阪工業大学(4位)、名古屋工業大学(5位)、芝浦工業大学(9位)、広島工業大学(10位)と、上位10大学中6大学が工科系大学となっている。

総合大学では、福井大学が3位に入った。卒業者数1000人以上かつ複数の学部を持つ国立大の中で13年連続のトップだ。就職に強い工、教育、医の3学部の定員が多いことが、高い就職率の背景にある。名城大学(7位)や宮崎大学(8位)も教員養成系や理系学部の定員規模が大きな大学だ。

■実就職率を下げる大学が大半

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング