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コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30 ランキング最新版!ワクチン接種の影響は?

東洋経済オンライン / 2021年9月19日 8時0分

ちなみに、11位に園芸用品が入っているのは、梅雨明けによる気温の上昇で雑草が一気に伸び始め、例年より除草剤の需要増が前倒しになったようだ。

一方、化粧品部門にも目立たないながら早い梅雨明けの影響が見られた。

マニキュアが7月に入って1年前比、2年前比ともに100%を超えた。マニキュアは昨年春の外出自粛が徹底されていた時期も、前年比で8割を切った週はなく、比較的コロナ影響を受けなかった品目だ。

2年前比でも100%を超えた週が、昨年12月28日週と3月15日週からの1カ月間、それに5月3日週、6月7日週と合計6回ある。

今回は7月12日週と7月19日週の2週連続での2年前比100%超え。前年比で言えば7月5日週から3週連続の100%超えで、とくに直近2週は2桁の伸びだ。おそらく梅雨明けが早まったことで、サンダルを履き始める人が増え、その分ペディキュアの需要が前倒しになったのだろう。

クレンジング、おしろいも直近は前年比では2桁増。おしろいは2年前比でも直近の7月19日週で99.2%まで回復してきた。だが、口紅は前年比でこそ7月19日週に109.9となったが、2年前比ではいまだ36.7%。引き続き厳しい状況が続いている。

■医薬品は嵐の前の静けさ?

最後に医薬品の状況を見てみたい。

鎮暈剤(酔い止め)は昨年4月の落ち込みが大きかった分、前年比では4月に大きなヤマができ、その後も高水準で推移しているが、2年前比ではまだまだ8割にも達していない。

一方、マスクによる肌荒れ対策なのだろう。皮膚用薬が7月19日週に前年比、2年前比ともに1割増となった。

解熱鎮痛剤は高齢者のワクチン接種が進んだ6月に前年比150%を突破する場面があったが、接種が一段落した7月は120%台に落ち、やや沈静化したかに見える。

だが、7月末時点でのワクチン接種率は国民全体の34.5%。2度目の接種後の発熱対策需要が本格化する直前の時期と言っていい。

8月以降、感染者数の急増に伴う自宅療養者の急増、そしてワクチン接種の進展がダブルで効き、ドラッグストアの店頭ではアセトアミノフェンどころかイブプロフェンも含め、あらゆる解熱剤が姿を消した。さらに、せき止めや風邪薬ものきなみ欠品状態に陥っている。

■医薬品は嵐の前の静けさ?

ここでせき止めと風邪薬の状況をご覧いただきたい。

7月19日週はせき止めが前年比97.4%、2年前比68.2%。風邪薬は前年比88.9%、2年前比69.7%である。これが8月に入ってどうなるか、次回8月分の調査結果を待ちたい。

伊藤 歩:金融ジャーナリスト

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