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親に合う介護施設選びは「昼食試すのがコツ」な訳 その日は突然来る!知っておきたい基礎知識

東洋経済オンライン / 2021年9月24日 18時0分

介護施設を選ぶ際の基本について解説します(写真:8x10/PIXTA)

そろそろ自分の親に介護が必要かもと思っていても、子どものことや仕事などで忙しい日常の中では、なかなか考える機会が作れないものだ。だが、そうしている間にも親は確実に年をとっていき、ある日突然介護が始まるということも珍しくはない。

また、要介護度が高くなると、つねに誰かの介助の手が必要になり、在宅での介護は難しくなる。施設介護が必要になったとき、どんな施設があるのか、どう選べばいいのか、費用はいくらかかるのか、気になるところだろう。『図解とイラストでよくわかる 離れて暮らす親に介護が必要になったときに読む本』を監修した特定社会保険労務士の池田直子氏が、そのポイントを解説する。

前回:困る前に知ってほしい「在宅介護の負担」抑える術
前々回:85歳で借金1000万も「介護離職の悲惨」避ける技

■脳梗塞を発症して車いす生活になった母親

Aさんの母親は、3年前、突然脳梗塞を発症し車いす生活となった。その前の週に、一緒にショッピングモールに出かけたばかりのAさんには、衝撃的な出来事だった。子どもたちに世話をかけたくないという本人の希望もあり、介護付き有料老人ホームで暮らしている。

ケアマネジャーや介護スタッフは要望や意見にきちんと耳を傾けてくれ、母も快適に過ごせているという。費用は退去する可能性を見越し、一時金なしプランを選択しているため、月額合計は38万6340円となっている。

退居する可能性を考え一時金を払わなかった。というのは、最初に入居した施設を3カ月で退居し、現在の施設へ移ったからだ。最初の施設では、介護スタッフの人手不足から入居時の説明で対応可能と言われたケアが、実際の現場では行われないなど、さまざまなトラブルがあったからだ。

今の施設はその前の施設に比べ、費用は月額10万円近く高いが、「それだけのメリットはある」と納得しているという。

介護には「在宅介護」と「施設介護」の2つの選択肢があるが、ほとんどの人は、介護が必要になったとしても住み慣れた家での介護を希望する。

しかし、介護が必要になった親が1人暮らしで、介護する子どもが遠くに暮らしているなど、さまざまな事情から施設介護を選択することも考えられる。また、介護を行った場所を要介護度別に見ると、要介護1・2では、在宅での介護が約6~7割以上を占めているが、要介護4・5になると施設での介護が半数以上になっている。

これらの結果を見ると、要介護度が高くなるほど施設介護を選択している人が多いことがわかる。もちろん介護される人の希望が優先ではあるが、要介護度が上がっていき、介護にかかる時間や労力が増えていく場合は、介護される人の負担や事情も考慮しながら、施設介護への検討も視野にいれておくといいだろう。

■公的施設は入居できる可能性がかなり低い

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