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有楽町駅「大人の街の玄関口」が秘める未来予想図 相鉄から直通運転・高架道路廃止でどう変わる?

東洋経済オンライン / 2021年9月25日 8時30分

有楽町駅の日比谷口。有楽町そごうのあった読売会館には現在、ビックカメラが入っている(筆者撮影)

有楽町駅は1910年の開業の長い歴史を持つ。東京駅より古いが、最初から通勤輸送のための駅であり、そのまま大きな変化もなく110年以上、続いている。

■ヒット曲で高級感が定着

今の有楽町のイメージは、東側の銀座方面へと続く商業地と、西側の日比谷方面へと続くオフィス街、そして劇場や映画館が多いエンターテインメントの街といったところ。北側には総合文化施設の東京国際フォーラムもあり、最寄り駅の1つだ。有楽町駅から徒歩圏内にある「銀座」「日比谷」あるいは「丸の内」などのブランド力も強く、地下鉄が密集する地域でもあるから、山手線有楽町駅の印象は相対的に低い。

戦後の復興期を経て、大型商業ビルとして1957年に完成したのが読売会館だ。これに入居したのが、そごうの東京進出第1号店である有楽町そごう(現在のビックカメラ有楽町店)である。そして、この店のコマーシャルソングとして作られたのが、フランク永井の『有楽町で逢いましょう』なのだ。そごうによる「有楽町高級化キャンペーン」の一環である。

この曲が大ヒットしたおかげで、有楽町が一気に著名になったと言ってもよいだろう。その功績から歌碑も建てられているが、場所はなぜか読売新聞ともそごうとも縁がない、数寄屋橋側に近い有楽町マリオンの前。企業キャンペーンの域を越え、街全体のイメージソングとなったためと解しておこう。

続いては1965年に東京交通会館がオープン。隣接地も同時に再開発計画が進められたが、こちらは権利関係などから着工が遅れに遅れ、有楽町イトシアとしてオープンしたのは2007年になった。

なかなか一筋縄には行かない再開発計画は、2018年に東京ミッドタウン日比谷が完成。その隣接地にあった東宝ツインタワービルが2019年12月に閉館し2023年オープン予定の新ビルへと建て替えられ、「TOKYO2020」閉幕後、駅の北東側にある東京スポーツスクエアが今後、どうなるか見通しがつけば、一段落というところだ。

■有楽町は「おしゃれ」な街

家電量販店も若者向けのマルイもあるが、令和の世の有楽町のイメージは「高級」「おしゃれ」でよいと思う。それこそ『有楽町で逢いましょう』以来の戦略が、企業の垣根を越えて実を結んでいる。その分、遊んだり、ショッピングを楽しむには、お金が掛かる街でもある。帝国劇場、日生劇場、東京宝塚劇場も、日本で言う「商業演劇」の劇場であり、チケット代に価値を感じないと縁遠い存在になってしまうところである。

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