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「4歳で性変更可」スコットランドLGBT教育の衝撃 学校での性別や名前を親の同意なく変えられる

東洋経済オンライン / 2021年10月1日 14時0分

LGBTインクルーシブ教育を学校のカリキュラムに導入したスコットランド(写真:Jonathan W. Cohen/iStock)

「スコットランドは、(公立)学校のカリキュラムにLGBTの生徒が共に学ぶインクルーシブ教育を組み込んだ世界初の国として先駆けとなったことを誇りに思う。そうすることで、私たちは若者が多様で包摂的な社会で潜在能力を最大限に発揮し、繁栄するのを助けることができる」

今年9月、スコットランド自治政府のクレア・ホーヒー児童大臣はこう強調した。

スコットランドでは、LGBTインクルーシブ教育に関する基本的な知識を習得するeラーニングコースと、LGBTインクルーシブ教育リソースにアクセスできるツールキットを、すべての学校スタッフに対して提供する。さらにLGBTの若者と共存する若い世代を支援するための情報のためのリソースを備えた専用のウェブサイトも立ち上げる。

スコットランド自治政府はLGBTの未成年者のいじめや差別を受け、2017年にLGBTインクルーシブ教育ワーキンググループを設置し、問題の改善に取り組んできた経緯があり、学校環境における同性愛嫌悪、バイフォビア、トランスフォビアに効果的に対処するのに役立つリソースを開発したと自信を示している。

■学校教育のガイドラインに「物議」

実は8月12日、スコットランド自治政府はイギリス国内に衝撃を与える方針を発表していた。生徒が学校での性別や名前などを保護者の同意なしに変更できる(法的性別は変わらない)というLGBTインクルーシブ教育のガイドラインだ。スコットランドの初等教育は4歳半~5歳半から始まる。つまり4歳の子どもでも、自らの意思で性別の変更が可能だ。

これを報じたイギリス保守系高級紙のテレグラフは、「物議を醸すガイドライン」と書いた。

テレグラフが懸念するのは、性の変更を求める児童が両親に知らせたくない場合、児童の意思を尊重すべきという方針だ。当然、親の知らない間に子どもが性を変えることもありうる。

スコットランドの著名な弁護士、エイダン・オニール氏は最近、「親に通知せずに性別を切り替えたいという子どもの希望を支持する学校は違法である可能性がある」との法的見解を示したが、教師側は子どもの希望を尊重するように求められている。

ガイドラインではそのほか、教師は性別変更を希望する生徒を問いただしてはならず、新しい名前と代名詞(彼、彼女)を尋ねることになる。教育に使用する資料や授業で教材を読む際に、トランスジェンダーの性格や役割モデルを含めるべきと示している。

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