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大久保や西郷を輩出「薩摩の超独特な教育」の凄み 豪傑の礎は幼少期からのある訓練で築かれた

東洋経済オンライン / 2021年10月24日 11時0分

勤勉さを評価されたのか、大久保は17歳のときに、藩の文書を取り扱う記録所で「記録所書役助(きろくじょかきやくたすけ)」の職を得る。公文書の作成を補佐する役人といったところだ。

一方の西郷も17歳のときに「郡方書役助(こおりかたかきやくたすけ)」という年貢を割り当てる仕事に就いている。西郷の背中を観ているだけに、大久保も自分なりの道が見つかり、ほっとしたことだろう。

しかし、大久保が21歳のときに、薩摩藩ではお家騒動が勃発。この騒動の影響で、父の利世は島流しにされてしまう。

大久保の運命は一転し、食べることすらもままならない、貧しい生活を余儀なくされることとなる。

(第2回につづく)

【参考文献】
大久保利通著『大久保利通文書』(マツノ書店)
勝田孫弥『大久保利通伝』(マツノ書店)
松本彦三郎『郷中教育の研究』(尚古集成館)
佐々木克監修『大久保利通』(講談社学術文庫)
佐々木克『大久保利通―明治維新と志の政治家 (日本史リブレット)』(山川出版社)
毛利敏彦『大久保利通―維新前夜の群像』(中央公論新社)
河合敦『大久保利通 西郷どんを屠った男』(徳間書店)
家近良樹『西郷隆盛 人を相手にせず、天を相手にせよ』 (ミネルヴァ書房)
渋沢栄一、守屋淳『現代語訳 論語と算盤』(ちくま新書)

真山 知幸:著述家

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