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リクルート作った天才「採用狂ぶり」がヤバすぎた 「時価総額13兆円で国内4位」江副浩正のDNA

東洋経済オンライン / 2021年11月5日 11時0分

江副浩正の「採用狂ぶり」は、現在のリクルートにもDNAとして色濃く残っているという(写真提供:江副碧)

かつて日本には、江副浩正(えぞえ・ひろまさ)という「起業の天才」がいた。ジェフ・ベゾスを「部下」にもち、アマゾンの「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」やグーグルの「マッチング」に先んじた構想を次々と形にしていった姿は、まさに「天才」の名にふさわしい。

だが彼の名は「起業の天才」ではなく、戦後最大の企業犯罪「リクルート事件の主犯」として人々に記憶され、そして忘れ去られようとしている。

日本が生んだ「天才起業家」を、歴史に葬り去ってはならない。逆境に立ち向かうべき今こそ、日本人はその「成功と失敗」から学ぶべきではないか。

そう問いかける書籍『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』が6万部のベストセラーになっている。著者の大西康之氏に、「リクルートの強さをつくった、江副の『狂気の採用戦略』」を解説してもらう(こちらから、本書の序章「ふたりの天才」を試し読みできます)。

■時価総額13兆円、国内4位の企業をつくった「採用狂」

リクルートホールディングスの株式時価総額が13兆円を超え、NTTを抜いて国内4位に躍り出た。

拙著『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』を発刊した今年2月段階の時価総額は7兆円強で国内10位だった。少しサバを読んで「8兆円企業」としたのだが、そこから9カ月で2倍近くに跳ね上がった。

なぜ株式市場はこれほどまでにリクルートを高く評価するのか。その秘密は創業者の江副浩正がこの会社に埋め込んだ「採用狂」のDNAにある。

リクルートの初代「フェロー(年俸契約の客員社員)」で、東京都の中学校における初の民間人校長として「よのなか科」を創設、教育界に一石を投じた藤原和博がかつてこんな話をしていた。

「リクルートが今も、自社の採用に途方もないエネルギーを使っているようなら、あの会社は当分、大丈夫だろうね」

「PC(プロフィット・センター)制度」「圧倒的当事者意識」「君はどうしたいの?」。リクルートには創業時から脈々と受け継がれてきた独自の文化が存在するが、中でも際立つのが、藤原が指摘する「採用にかける途方もないエネルギー」である。新入社員の大切な仕事は「母校訪問」。在学中の後輩に「面白い奴いない?」と聞いて回り、「学生から一目置かれる学生」にあたりをつける。

就職活動中の3年生、4年生に限らず、「面白い」と思えば1年生、2年生のうちからマークする。あの手この手でリクルートの面接に引っ張り込み、「お前より優秀な人間を連れてこい」が命題であり、優秀な人間を連れてきた社員は社内の評価が上がる。

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