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「ターゲットはシニアではなくママ」で大ヒット 発想の転換で売上が伸びた電動アシスト自転車

東洋経済オンライン / 2021年11月16日 20時0分

電動アシスト自転車は子育て中のママのモノと思っていませんか?(写真:ふじよ/PIXTA)

今、日本の会社では、サービス残業や涙ぐましい値下げ努力、顧客の過大な要求にひたすら耐える社員……といった「報われない努力」があちこちに見られます。スマートフォン向けのクラウドサービス企業・レッドフォックスを率いる別所宏恭氏は、「こうした現象は、我々日本企業が『いいものを安く作る』という呪縛からなかなか抜けられないことが根っこにある」と語ります。

経営者も働く人たちも結果的に不幸にする「安売りのスパイラル」から抜け出すためには、どんな視点や考え方が必要なのか。2020年代のビジネス・経営・働き方を、商品企画や値付け、生産性など、多様な観点から予測する一冊『ネクストカンパニー 新しい時代の経営と働き方』から一部を抜粋・再構成してお届けします。

■売れ筋が変わるなか、効率化だけでは儲からない

会社によって、あるいは業種によって、従業員に占める女性の比率はもちろんさまざまですが、全体でみると(特に役職者においては)まだまだ男性優位な職場が大半です。女性が働き、活躍する余地は、大きく残されているといえるでしょう。

ただ、私自身は、男性中心の組織のなかで、単なる「頭数」としてのみで女性を捉えているような会社は、うまくいかないと考えています。とはいえ、残念ながら、こうした会社もまた多いのが現実です。

そもそもなぜ、これまで職場に女性が少なかったのか?

とくに「効率化こそが正義」だと考えて、そこに邁進してきた男性中心の会社では、多くの女性たちは、すでにできあがっている効率化の型にははまらない「非効率な人たち」とみなされていたからではないかと考えられます。

これまでもそうですが、とくにこれからは、この考え方はまったく的外れと言わざるを得ません。

売れ筋がどんどん変わっていくなかで、効率化だけでは、もはや儲けが出ない。そんな時代には、情報をつむいで、お客さまが価値を感じるような企画をつくり上げ、自社の商品・サービスを「高く売る」ことによって生産性を上げていくしかありません。

そのためには、むしろ「異質な視点によって、新しいものを見つける可能性を高める」ことが重要です。単に男性中心の組織に合わせる形で、「頭数」として女性が入っても、職場は変わらないし、新しい商品は生まれないのです。

たとえば、何かモノを運ぶ仕事でも、その職場に女性が入ることで、「さすがにこれは持てませんよ……」という話が出てきたりする。「なるほど。じゃ、この部分については機械を入れよう、ロボットを入れよう」となれば、結果的にお年寄りも働ける職場になる。よい意味で、今までとまったく違った方向に話が進む可能性が出てきます。

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