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「育休中の妻が家の事をするのは当然」の落し穴 予行演習なしに育休明けを迎える夫婦の悲惨

東洋経済オンライン / 2021年12月1日 12時0分

「夫は仕事で疲れているから」と育休中に妻が家事・育児を引き受けてしまうと、育休明けにとんでもない事態に?(写真:Ushico/PIXTA)

妻が育休期間のとき、妻が家事や育児のほとんどを行い、夫は仕事に全力投球していないでしょうか。妻側は「今は会社で働いていないし、夫に少しでも楽をさせてあげたい」と思いがちですが、一度家事・育児の分担を固定化してしまうと、育休明けにそれを変えるのは容易ではありません。

『3000以上の家計を診断した人気FPが教える お金・仕事・家事の不安がなくなる 共働き夫婦 最強の教科書』を上梓したファイナンシャル・プランナーの内藤眞弓氏のもとには、育休中のご夫婦がよく相談に訪れるそうで、「育休中は予行演習期間なので、妻がすべて引き受けてはいけない」というアドバイスでうまくいくご夫婦も少なくないといいます。「予行演習」とは、いったいどういうことでしょうか?

■育休期間に妻が家事・育児をやりすぎてはいけない

共働きのAさん夫婦は、子どもが生まれるまで、ほぼ平等に家事を担っていました。夫も育休を取ろうとはしたのですが、上司の理解が得られず、断念しました。また、育休期間中は収入がダウンするため、妻が育休を取得するほうがよいだろうとの判断もありました。

しかし、妻が長期の育休を取ったことで、家庭内のことはすっかり妻の任務となってしまいました。育休明けが近づくにつれ、このままじゃいけないと思い、夫にもやってもらおうとするのですが、どうも自分事ではないと思っている節があります。こんな状態で仕事に復帰したらどうなるのか、考え始めると不安とイライラがピークに達しそうです。

Aさん夫婦のように、ともに家事を担っていた家庭でさえ、妻の育休期間中にそのバランスが崩れてしまうケースは多いようです。育休の過ごし方は、その後の暮らしに大きく影響を与えます。この期間に妻が何もかも引き受けてしまうと、育休が終了したからといって、夫が家事や育児をやるかといえば、まず無理だと言わざるをえません。

夫にしてみたら、「妻は家で休んでいるんだし」「赤ちゃんってどう扱っていいかわからない」などと腰が引け、妻は妻で「仕事をしていない私がやるのは当たり前」と考えてしまうのかもしれません。男であろうと女であろうと、未経験のことに足を踏み出すには勇気がいります。すっかり子どもの世話が板についた(ように見える)妻に代わって、不慣れな夫が引き受けるのは、ずいぶんとハードルが高いのではないでしょうか。

2020年度の民間企業に勤める男性の育児休業取得率は過去最高の12.7%を示しました。増加傾向にあるとはいえ、圧倒的に女性に偏っていることに変わりはありません。しかも、3割弱が5日未満の取得にとどまっているのが現状です(※1)。

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