1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

韓国発「悪魔的なパン」が日本人を魅了する必然 単なるマリトッツォの後釜ではないマヌルパン

東洋経済オンライン / 2021年12月4日 11時0分

ベーカリーチェーン、サンジェルマンのマヌルパン(撮影:梅谷 秀司)

韓国の屋台で大人気のマヌルパンが、巷で話題を呼んでいる。「マヌル」とは韓国語でニンニクのこと。丸いパンに、クリームチーズを挟みニンニクを効かせた、甘じょっぱさが魅力の総菜パンだ。

このパンを10月6日に横浜店で限定販売を始め、11月1日から55店で販売を開始したのが、ベーカリーチェーンのサンジェルマン。11月は当初の見込みの2倍、11月の新商品で最も人気という好調な売れ行きだ。

■「マヌルパン」どんな味なのか

同社のマヌルパンは、表面はカリッとしていて、ニンニクの香りとクリームチーズの甘じょっぱさが、いい感じのコンビネーションになっている。意外にニンニクがきつくないのは、数種類の油脂を組み合わせ、マイルド目に仕上げているから。

1個260円(税務き)と少し高めだが、「女性のお客様が『話題のマヌルパンを売っている!』と、買っていかれます。1970年から続くブランドなので比較的高年齢層のお客様が多いのですが、マヌルパンについては30~40代の方も買ってくださいます」と同社の広報担当の浅野雄太氏。

プロモーションは、インスタグラムで発信するほかは、「悪魔的なおいしさ」とうたうポスターを掲示、窓際の目立つ場所にパンを陳列する、店員の飛沫が客にかからないよう注意しつつ、「マヌルパンいかがですか」と呼びかけるといった店頭展開のみ。それでも売れ行きが好調なのは、テレビなどのメディアやSNSで話題になっているにもかかわらず、まだ売っている店が限られていることも大きいようだ。

現在、マヌルパンの取り扱いがあるのは、いくつかの個人店のほか、ベーカリーチェーンでは、首都圏中心のサンジェルマン、ポンパドウル、三重県・愛知県で展開する513ベーカリーなどごくわずか。ブームの火付け役は、今年5~6月に期間限定販売を行った「俺のベーカリー」で、現在も12月31日までの限定で販売中だ。人気グルメインフルエンサーのウルフ氏とコラボして開発、「俺の罪悪パン」と命名したそのパンが話題を呼び、流行が始まっている。

■「マリトッツォの次」として目をつけた

浅野氏が「いつもはトレンドに乗るのは遅め」と言うサンジェルマンが、いち早くマヌルパンを開発できたのは、「パンのトレンドとして大きく伸長したマリトッツォが下火になっていたとき、次のパンのトレンドとしてマヌルパンを見つけたため、販売する方向に舵を切った」(浅野氏)から。次のトレンドは何か、あらかじめ目を光らせていたのだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

10秒滞在

記事を最後まで読む

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください