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「女性の生涯未婚率」東京を抜き1位の「意外な県」 都道府県別「2020年生涯未婚率」ランキング

東洋経済オンライン / 2021年12月9日 7時30分

こうなると、なぜ高知が? ということを突き詰めたくなりますが、その前に、45~54歳の生涯未婚率対象年齢の女性未婚者数は、高知が約9000人に対しても東京は約22万人です。率だけでみてしまうと誤解しますが、やはり東京などの大都市での未婚は全国的に大きな影響を及ぼします。

ちなみに、東京・埼玉・神奈川・千葉の首都圏と愛知、大阪、福岡の7都府県の女性未婚者だけで、日本全国の女性未婚者の半分になります。大都市であるがゆえに結婚できないという見方もできますが、若い女性の人口移動は基本的に仕事を求めての移動となります(参照:『人口87万減なのに「世帯227万増」日本を襲う変化』)。

経済的自立に足る収入を得た女性は、逆に結婚という選択をする必要を感じなくなるという見方もできます。加えて、女性の場合、全体的に西日本が高く、東日本が低いという傾向があります。

■男性のランキングは?

一方、男性をみると、おもしろいことに東日本が高く、西日本が低いという真逆の傾向です。

しかも、1位は岩手県の28.9%、2位は青森県の28.4%、3位は秋田県28.1%と、北東北勢がトップ3を独占です。男性の場合、東京は前回2015年時の3位から大きく順位を落とし、15位でした。男性の東京生涯未婚率は、女性の絶対値よりも高いので、決して低いとは言えませんが、女性と比べるとその順位は大きく違います。

男女の生涯未婚率のエリア差をみてわかるのは、仕事を求めて若年層の人口流入の多い都市部においては、女性の生涯未婚率が高くなり、反対に、若年層の人口流出の激しい地方においては、男性の生涯未婚率が高くなるということです。

勘違いしてはいけないのは、生涯未婚率はあくまで45~54歳の未婚率です。そして、2020年の値が天井ではありません。2040年に男女とも最高値を出す推計がされています。つまり、今から20年後の生涯未婚率が一番高くなるのです。2040年の時に45~54歳ということは、現在2021年時点で26~35歳の若者男女が、生涯未婚の最高記録を出す世代となるということにほかなりません。

まさに、この記事(『恋愛結婚の人は大概25歳で出会っている残酷現実』)で限界結婚年齢についてお話ししましたが、その限界年齢直前の世代によって20年後の未婚率は決定されるし、それは20年後の未来が今ここで決定されているといっても過言ではないのです。

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