1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

広大な大地を旅したい、北海道ご当地鉄道事情 道東・道北で長距離列車を思う存分満喫しよう

東洋経済オンライン / 2021年12月26日 7時40分

最北端の稚内駅を目指す宗谷本線の特急は「宗谷」と「サロベツ」(撮影:鼠入昌史)

冬、雪に覆われる北の大地・北海道。どうせ北海道を旅するならば、試される大地が本領を発揮する冬がいい。そんなわけで函館から海線・山線をたどりながらようやくたどり着いたのが道都・札幌である(前回記事「函館―札幌をどう旅する?北海道ご当地鉄道事情」参照)。

札幌は人口200万人に迫ろうかという日本屈指の大都市だ。東京特別区を除けば、横浜・大阪・名古屋に次ぐ日本第4の都市である。そんな大都市のターミナル、札幌駅を起点にさらに北海道の旅を続けることにしよう。

■試される道東、道北の旅

ようやく札幌にやってきた、という思いがあるからもうこれで北海道の半分はクリアしたものだろうと勘違いしてしまう。しかし、実際はまだまだこれから。本当に“試される”のは札幌から道東、道北への旅である。

札幌駅からの鉄道の旅は、主に2つの行き先を選ぶところから始めねばならぬ。1つは、道東を目指す石勝線特急「とかち」「おおぞら」の旅。もう1つは、道北を目指す「宗谷」など。どちらでもいいのだが、ひとまず北海道第2の都市である旭川に向かうとしよう。函館本線の札幌―旭川間は、特急「カムイ」「ライラック」が1時間に1、2本のペースで運転されている特急街道だ。

札幌駅を出た旭川行きの特急は、ひたすら石狩平野を北に向かって走ってゆく。札幌―旭川間、なんとなく近いような気がしてしまうが特急に乗っても1時間半近くかかるほどに離れている。札幌近郊の住宅地を抜けるとそのあとはほとんど永遠に車窓には石狩平野の田園地帯(というか冬だと雪景色)が広がっている。

途中、岩見沢駅では室蘭本線、滝川駅では根室本線、深川駅では留萌本線を分ける。分ける、といってもそれほど大げさなものではなくて、いずれも「本線」を名乗りながらも超のつくローカル線である。

室蘭本線と根室本線はかつて夕張山地の炭鉱路線として栄えていた時代には大いににぎわった大動脈であったが、炭鉱が姿を消してからはローカル線に格を落とした。ほかにも函館本線からは幌内線・上砂川支線・歌志内線といった支線がいくつも分かれていて、石炭を運んでいた。とりわけ根室本線の滝川から先は、空知川沿いに赤平・芦別といった炭鉱の街が続く。かつては栄華を誇ったそれらの町も、今や日本有数の過疎の町。北海道、そして近代以降の地方都市の栄枯盛衰の歴史がここに詰まっているのだ。

深川駅から日本海側に向けて延びている留萌本線は、2016年に末端の留萌―増毛間が廃止されたローカル線。これまたかつては石炭輸送、そしてニシン漁で栄えた港町・留萌からの水産物輸送でにぎわった。山間の恵比島駅は朝ドラ『すずらん』では明日萌駅として登場した朝ドラファンにとっての聖地の1つだが、作中と同じく往年の面影はほとんど残っていない。

■道北の交通の要衝

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

10秒滞在

記事を最後まで読む

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください