もはや日産の象徴に!「ノート」発売1年通信簿 全車e-POWER採用という決断、その評価と結果
東洋経済オンライン / 2022年1月5日 8時30分
その年を代表するクルマに与えられる「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた、日産自動車の「ノート」「ノート オーラ」「ノート オーラNISMO」「ノート AUTECH CROSSOVER」。その中でも小型ハッチバック車であるノートは、フルモデルチェンジをして3代目となり、1年が経つ。
日産には、「マーチ」という5ナンバーハッチバック車があるが、こちらは10年以上モデルチェンジがない。一方、ノートは8年を経ての刷新であった。そして5ナンバー車であることを堅持している。
新型ノートは、前型に比べ全長が若干短くなった。それでも外観の造形は、面構成を活かした上質な姿となり、小さくなった印象はなく、かえって存在感のある佇まいとなった。室内も、電動化や情報通信の進歩を踏まえた先進さがあり、電気自動車(EV)の「リーフ」より時代に適合した空間となっている。
■全車e-POWERの採用明確化した方向性
そのうえで、新型ノートは全車をシリーズ式ハイブリッドのe-POWERとしたことも新しい。
e-POWERは、前型ノートの販売期間途中から採用された日産独自のハイブリッドシステムだ。リーフの電気駆動機構を応用し、車載するエンジンは発電のみに使い、走行はモーターだけで行う。したがって減速の際には回生(モーターを発電機に切り替える)を利用でき、アクセルペダルの操作だけで減速~停止できる「e-POWERドライブ」と呼ぶ機能を採用したのも前型からだった。
それまで、ガソリンエンジン車のみで販売されていた期間は、販売に苦戦した前型ノートだったが、e-POWER搭載車種を追加したことにより、2017年1月には販売台数で1位となっている。以後、トヨタの「プリウス」や「C-HR」、そして「アクア」などと接戦を続け、2017年末には年間で2位の販売実績を残した。5ナンバー車に絞れば1位だ。
e-POWERの効用は、ミニバンの「セレナ」にも波及し、いまなおセレナに堅調な販売台数をもたらしている。e-POWERは、日産の販売に欠かせぬハイブリッド機構となったのである。
当然、新型ノートもこれを引き継いだのだが、小型ハッチバック車は一方で低価格競争のただなかにある車種でもあり、ガソリンエンジン車をなくしてハイブリッド車(HV)のみとするには大きな決断が必要であったはずだ。
e-POWERの全車種採用にあわせ、新型ノートはe-POWERドライブも標準設定とした。その意味は、始動スイッチを入れると必ずe-POWERが機能するように設定されているということだ。また、その際の走行モードはECOモードになる。
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