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日本より規制強いのに欧州がコロナ抑え込めぬ訳 仏、英、伊で1日当たり感染者数が過去最多を更新

東洋経済オンライン / 2022年1月6日 12時0分

フランスの駅構内で衛生パスのチェックをする警察(写真:Nathan Laine/Bloomberg)

フランス、イギリス、イタリアにおける新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数が過去最多を更新している。フランスは1月4日時点で27万人を超えた。イギリスが同日に21万人、イタリアも17万人と過去最多を更新し続けており、各国は対応に追われている。

いずれも新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株がデルタ株に取って代わる勢いを見せており、クリスマスから年末年始休暇に暗い影を落とした形だ。

欧州諸国が決して手をこまぬいているわけではない。ドイツが多少出遅れたもののワクチン接種1回、2回完了者は70%から80%に達し、3回目のブースター接種も始まっている。検査証明パスの普及、国民の行動に強制力を持つ緊急事態の外出規制や営業停止など法的措置も講じられている。

フランスでは衛生パスが普及し、ワクチン接種だけでなく、PCR検査の陰性証明も二次元コードで表示されるため、今やレストランからイベント会場、公共交通機関などの移動に提示が求められている。スマホを持たない人のためには紙ベースで二次元コードも入手できる。

■厳しくなる衛生パスの取得条件

さらに衛生パスは1月に大きな変更がある。PCR検査の陰性証明だけでは衛生パスが取得できなくなるほか、ワクチンを3回接種しない場合は段階的に衛生パスが無効となる。未接種者は日常生活が極端に制限され、全国民のワクチン接種義務化と同じ措置と受け止めるフランス人も少なくない。

すでに医師や看護師などの医療関係者、高齢者施設の介護従事者は9月以降、ワクチン接種が義務化されており、数万人の未接種者が失職している。1月からはPCR検査の陰性証明ではレストランや映画館、スポーツ観戦施設にも入れず、公共交通機関も利用できない。

カステックス首相はワクチン未接種者500万人について、「自分を感染から守るだけでなく、ほかの人々にウイルスを感染させるリスクがあることを知りながら、ワクチン接種を拒否する人々に憤りを覚える」とまで言っている。

実はそんなフランスでは2020年暮れの調査で6割がワクチン接種には消極的と答えていたのが、今では2回接種完了者は73.4%、ブースター接種完了者は32.4%が昨年末までに接種している。ブースター接種については年末年始、連日接種に長蛇の列ができている。

最初は抵抗していたIT企業の営業部長をしている筆者の友人のブノワ氏は3回目の接種も最近済ませ、スマホの初期画面を二次元コードにしているくらいだ。「提示が要求される度にアプリを立ち上げるのは面倒だから」と言っている。

■強制力のある予防措置が各国で導入されているが…

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