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世界ヒットのBTS凌ぐ「2021年チャート1位」の正体 YouTubeチャンネルの魅力など問われた総合力

東洋経済オンライン / 2022年1月16日 12時0分

BTSは「Butter」など複数の楽曲をチャート上位に送り込んだが……(写真:Yonhap News Agency/共同通信イメージズ)

1年通して聴かれ続けたロングヒットがトップを獲得した。ビルボードジャパン(運営会社:阪神コンテンツリンク)が発表する年間ヒットチャート「Billboard Japan Hot 100」(集計期間2020年11月23日~2021年11月28日)は、男性シンガーソングライター・優里の「ドライフラワー」が制した。ドライフラワーは上半期に総合首位を獲得し、それ以降も人気を維持し続けた。

ビルボードは複数の指標を基に算出される複合チャート。CD販売、ダウンロード数、ストリーミング再生回数、ラジオのオンエア回数、ルックアップ数(パソコンによるCD音源の取り込み)、ツイッターのツイート数(アーティスト名と曲名)、YouTubeとGYAO!におけるミュージックビデオの動画再生回数、カラオケ歌唱回数が含まれている。

CD購入やダウンロードといった「所有」だけでなく、どれだけ多くの人が楽曲を聴き、視聴し、話題にして、歌ったのかという「接触」や「利用」を測定することで、独自にヒット曲を浮かび上がらせる点が特徴だ。

■繰り返し聴き続ける音楽ファンが支えた

「ドライフラワー」はダウンロード、ストリーミング、カラオケでトップを獲得した。動画再生も3位だ。CDではリリースされていない。2020年10月のリリース後、比較的早期にチャートを駆け上がった。11月25日付のチャートでトップ10に登場し、終盤までトップ10圏内を維持し続けている。

ドライフラワーは優里が2019年12月にリリースした「かくれんぼ」の続編に当たる。かくれんぼはTikTokの動画投稿で多く使用され人気になった。ドライフラワーも同様に人気となっている。これを起点として「もっと聴いてみたい」とYouTube が再生され、さらにストリーミング、ダウンロードとデジタルを中心としたヒットにつながっていった。

優里本人による発信も寄与している。自身のYouTubeチャンネルでは男性、女性、新旧を問わず、数多くのアーティストの楽曲をカバーしている。ファンにはうれしい動画だ。そのほかYouTubeらしい企画も含め、精力的に動画を配信してきた。これらがしっかりと見られていることも大きい。

ビルボードジャパンの礒崎誠二事業部長は「目立ったメディアの露出があったわけでなく、サイレントマジョリティーの存在を感じた楽曲」と分析する。アーティストが好きだから聴くファンだけではない。この楽曲が好きで聴きたいというファンを多く取り込んだ。「そうしたファンがストリーミングなどで何度も繰り返し聴き続けているため、高い人気を維持できている」(礒崎氏)。

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