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新型ノア/ヴォクシー「このデザイン」で出た理由 賛否あっても売れる?巨大グリルのインパクト

東洋経済オンライン / 2022年1月24日 8時30分

新型「ヴォクシー S-Z」のフロントマスク(写真:トヨタ自動車)

トヨタのミニバン「ノア」「ヴォクシー」が1月13日にモデルチェンジした。ノア/ヴォクシーとしては、4世代目にあたる。まだ、路上で見かける機会はほとんどないが、すでに写真や動画が公開されており、強烈な印象を残す顔つきに賛否両論、さまざまな意見が出されている。

なぜ新型ノア/ヴォクシーは、この顔で出てきたのか。デザインに込められた意味を、少し前にデザインを公開したライバルのホンダ「ステップワゴン」と比べながら考えていきたい。

新型ノア/ヴォクシーのフロントマスクは、最近のトヨタのカーデザインを見れば、予想できたことであると筆者は思っている。

2015年に登場し、2017年のマイナーチェンジで現在のスタイルとなった現行「アルファード」や2021年にモデルチェンジした「ランドクルーザー」など、似たような方向性の車種がいくつかあるからだ。

アルファードとランドクルーザーは「SUVとミニバン」という違いこそあるものの、ともに背が高く、ノーズが厚い。一方で、ヘッドランプはLED化により薄く仕立てるのが、近年のトレンドになっている。残りの広大なスペースをどう処理するか。トヨタは「グリルで埋め尽くす」という考えに行き着いたようだ。

■先代のマイナーチェンジにあったその兆し

ノア/ヴォクシーについても、先代からその兆しはあった。2014年に発表された先代は、ノアではそれまでバンパー上側で完結していたグリルを下まで伸ばし、3年後のマイナーチェンジではグリルの幅を広げるとともに、3本の幅広いバーで覆った。

2タイプのデザインを持つ新型ノアのうち、ベーシックモデルは先代のマイナーチェンジ後に似ており、正常進化と言える。

ただし、エアロモデルでは、そのグリルを車幅いっぱいまで拡大し、クロームメッキ仕上げの幅広バーで覆った。ニュースリリースにある「面勝ち」「強い押し出し」「アグレッシブ」を極めた形だということができる。

ヴォクシーも同様に、前回のモデルチェンジでグリルを下まで伸ばしたが、こちらはマイナーチェンジで上下2分割に戻し、代わりに両サイドのインテークをヘッドランプとつなげた個性的な風貌としていた。

新型は先代のマイナーチェンジ前後のモチーフを合体させたともいえるが、グリルを極限まで拡大した結果、ヘッドランプをその中に収めるまでになった。ニュースリリースでは、この造形を「先鋭かつ独創的」と表現している。

一連の進化に、ひとまわり大きなミニバンである「アルファード」「ヴェルファイア」人気の影響があったことは間違いないだろう。

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