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「ポイ活」をやめたら「お得」なことばかりのワケ 体験してみてわかった「想定外のメリット」

東洋経済オンライン / 2022年5月22日 6時30分

ビジネスホテルに泊まる時は、近所の雑草を摘んできて飾るのが最近のマイブーム。冷たい閉鎖空間が一気に親しみやすいお部屋に変わります(写真:筆者提供)

疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第57回をお届けします。

マイレージカードを卒業したら

ポイント経済、という言葉を最近知った。

ま、多くの方はとっくにご承知かとは思いますが、一応ニワカ知識を披露させていただきますと、このところすっかりアタリマエになった「何かを買うとポイントがもらえる」サービスの爆発的広がりのことである。

その発行額は今や年間2兆円とも言われるそうで、これほど広がってくると単なるオマケの域を超え、企業側・顧客側双方にとって、ポイントをどう使いこなすかが生き残りをかけた重要事項――つまりはポイントが経済動向を左右する大きな要素となってきたということらしい。

具体的には、企業はポイントで多くの顧客を引き付けることに成功すれば将来にわたってモノを買い続けてくれる人を「囲い込み」できるし、顧客はそのポイント競争にうまく乗っかることで、割安に買い物ができて節約につながる。

なのでネットでは、「どのポイント経済圏に入るのが一番得か」、すなわち楽天がいいのかPayPayがいいのか……みたいな比較情報が盛んに出回っている。

……ってことを、最近になって知ったわけです。

どんだけ世間に疎いんだと思われること確実だが、本当のことなんだから仕方がない。なぜこんなことになっているかといえば、私、世間に蔓延するありとあらゆるポイントとほぼ無縁に生きているからである。

「カードを作ればお得なポイントがつきます」と言われてもいつも速攻で断っているし、この度のコロナ禍でついに、最後までうじうじ縁を切れなかったマイレージカードも卒業した。

だってコロナと戦争でしばらくは海外にウキウキとは行けそうにもないし、いつこの状況が変わるのかとんと見通せないとなれば、不確実な将来のためにせっせとマイルを貯めていた自分が何か根本的にズレているように思えてきたのだ。

そうだよ後先考えず今この時を単純に生きるほうがわかりやすくないか? そう思ったら、なんかめちゃくちゃスッキリしたのである。

……などと書くと、ってことはよほどお金に余裕があるんですネと言いたくなる方が少なくないかもしれない。

私が「ポイ活」をしない理由

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