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山手線で突然「心肺停止」彼女が感じた怪しい予兆 「まさか、もしも」は誰にでも起こる可能性がある

東洋経済オンライン / 2022年7月3日 13時30分

山手線の車内で突然の心肺停止により倒れた、医療ライターの熊本さん。彼女の身にいったい何が起きていたのでしょうか(©熊本 美加 ・上野 りゅうじん/講談社)

著名人やスポーツ選手、仕事関係や友人など、健康そうに見えていた人が、突然心臓病で亡くなった知らせを耳にすると、「なんで?」「どうして??」とショックを受け、頭の中は疑問符で埋め尽くされます。「でもそれが自分の身にふりかかるとは、私はこれっぽっちも思っていませんでした。あの日、山手線で心肺停止で倒れるまでは……」と言うのは、医療ライターの熊本美加さんです。

『山手線で心肺停止! アラフィフ医療ライターが伝える予兆から社会復帰までのすべて』を上梓した熊本さんに、あの日いったい何が起きたのか、倒れるまでの予兆はあったのか、リポートしていただきました。

2019年11月19日――。

混乱する車内

私は死にかけた体験で、突然死が私にかかわるたくさんの人たちや、一緒に暮らす猫たちに、多大な影響を与えてしまうと身を持って理解したのです。それまでは、自分はひとりで生きているつもりだったし、何事もない生活がずっと続くと思っていました。でも、「まさか」や「もしも」は、私にもあなたにも起こる可能性があります。

事実、日本では年間約10万人が突然死で命を失っていて、その半数以上が心筋梗塞や狭心症、不整脈などの心臓疾患によるものです(平成29年度・総務省消防庁)。

確実にあった予兆

倒れる前の私は、年一度の健康診断で問題はなく、身内に心臓を患った人もいませんでした。そんな油断で隙だらけの私を「隠れ心臓病」は虎視眈々と狙っていたのかもしれません。ある朝突如現れ、ドカンと息の根を止めたのです。

しかし、振り返れば予兆は確実にありました。2週間前から胸の真ん中あたりに痛みを感じていたのですが、しばしじっとしていると症状は収まったので、安心してしまったのと、心臓は左側にあるという思い込みで「隠れ心臓病」に気がつくことはありませんでした。

私の病名は「冠攣縮性狭心症」。文字どおり、心臓に血液や栄養を送っている冠動脈がけいれんして急に縮み、酸素が心臓に供給されない状態になります。原因は不明で、夜間の睡眠時や明け方の安静時にも起こり、突然死にもつながる恐ろしい病気。しかもけいれんは瞬間的に起こり15分程で収まるため、病院で心電図検査をしても見つかりにくいのが特徴。

「隠れ心臓病」の中でもトップクラスの隠れ上手なのです……。倒れたのがたまたま人目のある山手線内だったので、多くの方々のお力で生き延びることができましたが、いつものように自宅で仕事をしていたら、今ここにはいません。

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