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「年180日ホテル暮らし」彼が選んだ心地いい生活 ウェブエンジニアの彼の「仕事と趣味の両立」

東洋経済オンライン / 2024年9月20日 10時0分

ジョーさんのイチ推しは、いつ訪れても落ち着いた雰囲気を漂わせているハイアット系列のホテルだ。お気に入りは、モダンでスタイリッシュなパークハイアットニセコHANAZONO、和モダンなテイストのパークハイアット京都、ポップなデザインが特徴のアンダーズ東京虎ノ門ヒルズだという。

ラウンジがイチ推しのホテルは、ローストビーフや海ぶどう、沖縄料理など、フードが充実しているハイアットリージェンシー那覇沖縄。インターコンチネンタルホテルグループのラウンジも気に入っている。

コロナ禍が一段落し、2024年からは海外旅行を再開したジョーさん。国内外を旅しながら、フリーランスのウェブエンジニアとして仕事を続けている。

「この仕事をしているのは、自分の自由がほしいからです。正社員だと仕事をベースに生活を組み立てなければなりませんが、フリーランスなら旅をベースにできます。といっても、趣味はホテルなので、日中仕事をする時間はたくさんある。その時間をうまく活用するために、いまの働き方を選んでいます」

ホテル満喫しながら、リモートで週5勤務

現在は、エージェント経由で企業と月160時間勤務の契約を交わし、リモートで週5日働いている。休みは土日の週2日。160時間を超えそうなときは、残業が発生しないように月末に数日連続で休みを取る。

特にサービスの充実したホテルに泊まるときは、ホテルを満喫するためだけに平日に休みを取ることもあるという。

「月の契約時間が決まっていますから、自分の裁量で調整しやすいのがメリットです。このような働き方を仕事先にも受け入れてもらえているおかげで、ホテル巡りもできています」

ただし、この働き方が可能なのは「仕事先との信頼関係あってこそ」とジョーさんは力を込める。契約のスタート時は、仕事先に安心してもらえるように普段以上に頑張るし、気を遣う。信頼関係ができてからも、約束は守る、連絡はこまめにする、言葉の使い方に気をつけるなどして、仕事先から「完全リモートでも問題なく仕事できる人」と思ってもらえるよう心がけているという。どれも仕事をするうえでのごく基本的な振る舞いだが、長年リモートワークと趣味を両立させてきたジョーさんだから説得力がある。

仕事で燃え尽きて、2018年に片道切符で海外旅行に出たジョーさん。このときは失ったプライベートを取り戻すかのように、趣味に振り切った時間を過ごした。そのときに気づいたことがある。

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