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日産と美瑛町が連携協定へ「50年前の縁」がいま 「ケンとメリーの木」のある町の100年後を描く

東洋経済オンライン / 2024年9月21日 10時0分

今後について聞くと、現在、道の駅びえい「丘のくら」などにある充電施設を、白金ビルケなどに拡充するとともに、レンタカーへのEV展開も進めたいと語っていた。

「ケンとメリーの木」を訪ねて

今回、筆者は白金エリアや市街地だけでなく、ケンとメリーの木も訪ねた。木の脇の看板には、1923年に苗木として植えたものとあり、昨年100歳を迎えたことを知った。

ポプラの寿命は木としては短く、100年前後とされている。看板にも「老木となり寿命が近付いている」と記されていた。日産がブルー・スイッチの森を、ケンとメリーの木に代わる存在と位置付け、100年先を見据えた活動としているのは、そんな背景もあるだろう。

地球温暖化に自動車が関係しているのは明らかで、今の自動車メーカーにとって環境保護活動は必須である。日産でも重要な取り組みと考えており、今年2月にはEVのバッテリーを蓄電池として使うエネルギーマネジメント技術を企業や自治体などに提供するサービス、「ニッサンエナジーシェア」を発表している。

そんな中で、ケンとメリーの木を縁とした日産と美瑛町の取り組みは、ストーリーがわかりやすく、見える活動でもあり、共感しやすいのではないだろうか。100年後も美瑛が美瑛であり続けるために、このアクションがすこやかに育っていくことを願っている。

森口 将之:モビリティジャーナリスト

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