1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

肩こりや腰痛に悩む人に「ピラティス」が向くワケ プロのアスリートも「身体の土台作り」に採用

東洋経済オンライン / 2024年9月22日 9時0分

「お腹がへこんでいる、つまり腹部のインナーマッスルが収縮した状態で体を動かすと、多くのエネルギーを消費します。そして、お腹まわりの筋肉が刺激されシェイプアップされます。

体力も徐々に上がってくるので、まずはピラティスで身体の土台を作って、有酸素運動やレジスタンス運動(スクワットや腕立て伏せなど)といったほかの運動を始めることでより高い効果が得られると思います。

ただ、ピラティスを行うことで体に痛みが出る人、医師から運動を止められている人などは注意が必要。すぐに結果が出るエクササイズではないので、焦らずにのんびり続けるという意識でいることが大切です」

マットとマシン、2種類のトレーニング法

では、ピラティスとは実際にどのように行うものなのだろうか。

「ピラティスはマットとマシンの大きく2つに分けることができます。マットはその名の通り、マットの上で自分の体の重さを使いながら、エクササイズを行うものです。仰向けや横向きなど寝たままで行えるエクササイズもあるため、気軽にできるのがメリット。体への負担が比較的軽いことから、体力に自信のない方や高齢の方も取り組みやすいでしょう」

マシンにはリフォーマー、キャデラック、ラダーバレルなどいくつもの種類があり、鍛えたい部分や体力によってどれを選ぶか異なる。

「マシンはどれもかなりの大きさがあるので、一般的に自宅に置くのは難しく、スタジオでインストラクターに教わりながらやることがほとんどです。マシンのスプリング(バネ)を調整すれば、負荷の大きさを変えられるので、体の鍛えたい部分にターゲットを絞ることもできます」

スタジオではインストラクターから直接指導を受けられるため、けがのリスクが抑えられるほか、正しい姿勢や動き、呼吸法が身につく。また、どのマシンをどれくらいの負荷で使えばいいか教えてもらえるので、効率的に進められるだろう。

「マットは自宅でトレーニング動画を見ながら、1人で好きなタイミングでできるのがメリット。子育て中など時間を取りづらい人、いきなりスタジオに行くのは気が引けるという人は、まずはマットから挑戦してみてください。

マットとマシンはどちらも初級から上級まであり、大きく効果が異なるというわけではないので、両方体験して自分にどちらが合うか探してみるのもいいでしょう」

筋肉と脳が連動することで集中力が上がる?

ピラティスは、身体の土台作りやコンディショニングを目的として、プロのアスリートのトレーニングに取り入れられることもある。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください