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「投資対象」としてのMBA、いつ取るのがベストか やはり「一流校」が投資先として優れている理由

東洋経済オンライン / 2024年9月25日 10時0分

MBAでの学びはそのカリキュラムの間で終わりではなく、むしろキャリアにおける学びの最初の一歩といっても過言ではない(写真:metamorworks/PIXTA)

今回は経営学修士、いわゆるMBAについて考えてみたい。

取り方も多様化している

MBAは、その昔は海外の有名校に主に企業派遣という形で留学、というスタイルが一般的であったが、最近は企業派遣のみならず私費での留学というスタイルも一般的になっている。また、MBAコースを提供するスクールの多様化もあり留学だけではなく国内スクールにパートタイムで通うなど、その形態も非常に多様化されている。

いずれにしても経営学を体系的に学べる、という観点から様々なビジネスパーソンにとっての選択肢に上がることが多い対象であろう。

ご存じの通り、ビジネスパーソンにとってのインプットや学びには、仕事における実務を通じた学びと、主に仕事以外の場、例えばMBAや各種学習機関や読書等、において勉強するということを通じた学びの2種類がある。

つまり、ビジネスパーソンにとっての学びとは「実践×学習」の2軸があり、その双方にかける時間とクオリティーを最大限にまで引き上げることによって、成果としてのアウトプットに繋がる、というものである。

自分の実体験としての経験に基づく実践だけでは、その理論的なバックボーンまで学べる機会は限られるだろうし、その会社独特のやり方が全てだと思ってしまうこともあり、応用や再現性に難がある可能性もある。そして何よりも上司や先輩のやってきたことをそのままコピーするだけではいつまで経っても「フォロワー」のままだ。

一方で学習だけだと本当にそれは実践できうるものか否かが不明なままだし、実体験のない知識の陳腐化はやはり早いと言わざるを得ない。

というわけで、「実践×学習」の双方が必要なわけだし、そのループを回すことで単なる経験や知識や、自分事の知恵として自分の引き出しの中に蓄積されていく、ということになる。

「一流校」のMBAはおいしい投資先

そしてその様に考えていくと、「一流校」のMBAというのはかなり効率の良い投資先である、ということになる。

というのも、経営学を体系的に学べる、というだけではなく、そのカリキュラムはまさに「実践」と「学習」の双方の組み合わせが一般的だからだ。

もちろんスクールによってそのやり方は多種多様であると思われるので、あくまでも「一流校」に限定されるのは言うまでもない。

学習という面では大学院という前提からして、もはやここで語るまでもないが、実践面においては様々なバックグラウンドを持つ学生同士のディスカッションや協働プロジェクトもさることながら、実際に企業から特定分野における課題解決をコンサルという立場で受けるという実践プロジェクトであったり、現役の有名企業経営者とのディスカッションなど、様々なカリキュラムが提供されている。

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