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老眼をテクノロジーで解決するメガネ型デバイス クラファンで4億調達に成功したViXion01に新モデル

東洋経済オンライン / 2024年9月26日 13時0分

新モデルの「ViXion01S」。一見すると普通の眼鏡だが、技術が詰まっている(筆者撮影)

主に老眼をサポートするオートフォーカスアイウェアにアップデートモデル「ViXion01S」が登場、クラウドファンディングが始まった。前モデル「ViXion01」はクラウドファンディングで2023年に国内最高額となる4億2500万円を集め、大きな注目を浴びた。新たな「ViXion01S」は、フィードバックを活かし、より洗練された「S=スタンダード」モデルとしてリリースされる。

【写真】どんなデザイン?メガネ型デバイス、初代モデルと新しいモデル「ViXion01S」の見た目

「目の衰え」という避けられない課題

この記事を読んでいただいている方は、肉眼で文字の輪郭をクッキリ捉えているだろうか?

【写真】先鋭的な見かけだった「ViXion01」、新モデルの「ViXion01S」はどんな外見に?(7枚)

筆者(50代)は視力はいいが、徐々に近くが見えにくくなってきた。いわゆる老眼だ。また、近くを見てから遠くを見ると、ピントが合うのに時間がかかるようになったと感じている。

まだそれほど深刻には感じていないが、周囲の同年代の人と話すと、想像以上に目に悩みを抱えている人が多かった。近視、老眼のみならず、乱視、緑内障、一部視野の欠損、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症など、さまざまな目のトラブルがあり、それらが複合して患っているケースもあった。

パソコンを見たり、スマホを見たりと目を酷使することが多くなったため、若い人にも上記の問題を抱える人は意外と多いそうだ。小学生の3人に1人は視力1.0未満。中学生と高校生では6割以上を占めるという。もはや現代社会では『目が悪い』人が当たり前なのだ。

目の不調は不自由なだけでなく、危険だ。また、本を読んだり、映画を見たりというさまざまな楽しみの質も低下してしまう。さらに視覚から入る情報が減少すると、認知機能が低下しやすいという研究報告もある。

エレクトロニクスショーで数多くのアワードを受賞

オートフォーカスアイウェア「ViXion」に大きな期待がかかるのも、こうした背景がある。

昨年5月末から10月にかけて行われた、初代モデルViXion01のクラウドファンディングでは、4億2500万円という2023年の民間クラウドファンディング支援金額ナンバーワンを達成した。さらに、世界最大規模のエレクトロニクスショーであるCES 2024、ドイツで開催されたIFA 2024でアワードを総なめ。視力の課題が世界共通であることを立証した。

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