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「ストロング系」毎日10缶飲んでた男の驚きの出費 「さすがに、詰んでるな…」計算して天を仰いだ

東洋経済オンライン / 2024年9月29日 13時0分

無事に希望していた仕事に就けたものの、あまりの激務で仕事が終わって深夜に帰ったらアルコールを過剰摂取しなければ、ストレスで腹の中がチクチクしていた。それをYouTubeで海外のハードロックバンドのロックフェスの動画を見ながら、アルコール度数の強いストロング系と、タールの重いタバコ、カロリー山盛りの濃口の弁当を口にすることで気持ちを落ち着かせていたのである。

怒られたことも、嫌なことも、お酒を飲んでちゅーっとタバコを吸って、ドカ食い気絶すれば、翌日目が覚めたときには、ボンヤリとしか昨日のことを覚えていない。これこそ、ストロング系を語るときによく使われる「現実逃避のための酒」に近いわけだが、別にストロング系以外の酒でも代用はできた。

ただ、ストロング系は安いから、毎日安心して買えるのだ。ストロング系を一気に何本も煽ることで、「1日が終わる」と実感することができるのだ。

その一方で、いくらストロング系は1缶200円くらい(500ml缶)とはいえ、それを毎日5缶も飲んでいれば1000円近くなる。1日1000円が30日のため、1カ月で3万円はストロング系に使っていたということだ。

月に3万円を超え、最終的には毎月7万円かかるように…

このように、毎日1000円、1カ月では3万円程度を酒に費やすようになった筆者だったが、家で飲んでいる分にはこれ以上金のかかる心配はない。

しかし、これが居酒屋になると、もう手に負えない。家とは違って記憶を飛ばさずに、最後まで楽しんでいられるためにビール、レモンサワー、カシスオレンジを飲むのだ。これらはアルコール度数の低い酒のため、いくら飲んでも酔うことはない。その分、金はかかるが、なんとかして割り勘に持ち込む。

そして、飲み会が終わると、家に帰っていつもより1缶少なめに、ストロング系を4缶買って飲んでいた。その前に居酒屋にて、ビールをジョッキで5杯は飲んでいるが、それはノーカウントである。というのも、居酒屋で飲んでいる2〜3時間の間に体内から徐々にアルコールは抜けていると思ったからだ。発想がアルコール依存症のそれである。

そして、当然の顛末だが、そんな飲み方を6年も続けていると、完全にアルコール依存症となり、ついには連続飲酒状態に陥ってしまった。つまり、太陽が昇っているうちから酒を飲むようになり、1日にストロング系を10缶飲むような生活になってしまったのだ。

こうなると月の酒代(※外食費を除く)は単純計算で倍の金額なので、7万円近くなる。ウイスキーやらワインやら高い酒を飲んでいないのに、である。リビングにはストロング系の缶がゴロゴロ転がっていた。毎週、空き缶回収の日に捨てているのだが、1回で出す缶の量が尋常ではなかった。

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