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55歳で第一子、「アラ還子育て」の意外なメリット チョコザップに通い長男の運動会に向け筋トレも

東洋経済オンライン / 2024年11月21日 8時0分

本連載では、取材にご協力いただける方を募集しています(首都圏にお住いの場合は対面またはオンライン、首都圏以外の方はオンラインでの取材となります。また仮名での掲載、顔写真撮影なしでも可能で、プライバシーには配慮いたします)。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。

妻もワイン関連の営業の仕事をしている。そのため、夕方の時間帯に得意先へ行くことも多い。留岡さんは自営業という立場を活かし、互いに協力して育児にあたっている。

仕事は3割カット「30代なら諦められなかった」

「長男が生まれると『仕事をしすぎていたら30〜40代と同じじゃん!仕事してる場合じゃねえだろ』という内なる声が聞こえてくるようになって。笑 

だから一大決心して『仕事を3割カットする』と決めました。簡単ではなかったですが(笑)。新規営業を止めるところから始めて、長期で互いに信頼しあえるクライアントだけに絞りましたね。

でも、その選択は30〜40代の時だったらできなかったかもしれない。それくらいの年代はまだ職業人として成長の段階ですよね。僕も30〜40代だったら仕事をセーブする判断はできなかったと思います。

年取ってから子どもを持ってよかったなと感じるのは、若いときは仕事人生を必死で駆け抜けて悔いのないキャリアを楽しみつつ、新たな段階として子育てに向き合えるところ。

意外に50代から子どもを持つ選択っていうのは、人生豊かにしてくれると思いますね」

子宝に恵まれ、やはり自身の健康にも気を遣うようになった。

「会社員のころはやっぱり暴飲暴食をしていました。昔は夜遅くに食べるのが好きだったんですよね」

しかし、子どもが生まれてからは生活習慣をガラリと変えた。付き合いの飲み会を一切やめ、21時以降の食事は控えている。食事も、肉より魚をたくさん食べるようになった。

70代以降を健康でいるために

また、飲み会が減ることで睡眠にも多く時間をあてられるようになったという。

「昔は5時間とかでした。仕事や興味のあることがあると、寝ずにそちらに熱中することもよくありましたね。今はその時間を睡眠にシフトして、7〜8時間は寝るようにしています。

60代で健康な状態をキープできれば、70〜80代も元気で過ごせるはず。息子が大好きなサッカーを一緒にやるためにも、元気でいてあげたいですね」

時間やお金の使い方はどう変わったのかも聞いてみた。

もともと買い物好きというわけではなかった留岡さんだが、子どもが生まれる前は平日の夜や土日は自己啓発を兼ねたワークショップなどによく足を運んでいた。しかし、今はもうほとんど行くことはないそうだ。

「いまの“時間投資先“は圧倒的に子どもです。子どもと過ごす『いま』や未来に投資したいし、子どもがどこでも食っていけるような人間になることが、僕にとっては最大のリターンになる」

長男は小学校ではなくオルタナティブスクールへ

こう考える留岡さんは、長男の小学校進学にあたってもユニークな決断をした。地元の公立小でもお受験を経た私立小でもなく、都内のオルタナティブスクールに今年の4月から通っている。

後編『55歳で第一子、7歳息子は「父の年齢」どう感じるか』では、その経緯や長男が「自分のパパが友達のパパより高齢であること」についてどう感じているかなどを紹介する。

宇乃 さや香:フリーライター

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