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きっかけはリモートワーク? 熟年離婚の「まさか」 夫婦間でも大事なのはやっぱり「ホウレンソウ」

東洋経済オンライン / 2024年11月21日 17時0分

日々の「ホウレンソウ」は、相手から信頼と評価を獲得するためには避けて通れません。

突っ込まれたりからかわれるのを恐れて何も報告しないから、いざというときに、パートナーから「どうせろくな仕事をしていない」「家でゴロゴロしているだけ」と思われてしまうのです。

自分では伝えたつもりでも、意図やニュアンスがうまく伝わらないことは日常茶飯事です。だからこそ普段から丁寧なコミュニケーションを心がける必要があるのです。

アピールせずとも「わかってくれる」は間違い

アピールが下手な人ほど、「コツコツがんばっていれば、きっと相手もわかってくれる」と思いがちです。

もちろん努力はとても大事ですが、それだけではなかなか人に伝わりません。みんな自分のことで忙しいので、他人のがんばりなんてあまり気にかけていないのです。

「アピールばかりしている人はズルい」と思う人も多いのかもしれません。でも、コツコツ努力していることをアピールするのは当然のことで、ズルいことでも何でもありません。

アピールしなければ、自分の努力が認められることもありませんから、どんどんアピールしていいのです。

夫婦間でも、「家事をがんばった」「仕事をがんばった」と、どんどんアピールしたほうがいいと思います。

逆に、アピールをしていないから、パートナーはあなたの地道な努力に気がつかないのかもしれないのです。

もちろん、仲がよくてラブラブな夫婦なら、無理にアピールする必要はないかもしれません。ですが、長年つき合って気持ちが冷めてきているとか、関係がギクシャクしはじめた、という場合、アピールは関係改善にとても有効です。

関係がギクシャクしているときは、お互い相手のことを疑っています。「こいつは俺のことを愛していないんだな」「金だけが目的で出ていかないのか」などと、相手に疑問の目を向けているものです。

そんな時こそ「いまでもあなたのことを愛していますよ」「仕事や家事をちゃんとやっていますよ」とアピールすることで、相手の気持ちや態度にいい影響を与えることができます。

普段からアピールしていない人が、急にアピールするのも難しいと思いますので、誕生日プレゼントに感謝や思いやりをアピールするメッセージを添えるとか、何かのイベントの際に、さりげなくアピールすることをおすすめしています。

【次の記事】「洗濯離婚」や「エアコン離婚」が起きる納得の理由

岡野 あつ子:夫婦問題研究家

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