年収900万40代美人の「婚活市場価値」切ない現実 それでも「結婚をつかんだ」女性に共通すること
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 9時30分
日本は、“男性が経済的にリードするべき”という伝統的な結婚観が根強い。海外ではうまくいっていた夫婦の形も、日本では、専業主夫をする男性を偏見の目で見る人たちも多い。
男性が下方であると、周りの目によって自尊心が傷つき、劣等感を抱き、夫婦間のコミュニケーションに摩擦や軋轢が生まれることにつながる。
「それで、昨年離婚しました。そこから元夫は職を探し出した。離婚してからも職が決まるまでは私の家に居候していたのですが、やっと決まったので、来月出ていくことになりました。だから、私も再婚することを決めたんです」
彼女は、「専業主夫になってくれる男性を探したい」と言っていた。ただ結婚相談所のサイトでは、専業主夫になる男性を探すのは、難しいことを、筆者は告げた。
「入会は考えます」と帰っていったが、その後の連絡はなかった。
バリキャリ女性は結婚できないのか?
では、このような日本社会では、高学歴、高年収のバリキャリ女性は、結婚できないのだろうか?
これも、仲人の経験則からいえば、婚活を諦めずに続けていた女性は、振り幅の狭い下方婚、同等婚、上方婚のどれかで結婚できている。上方婚の場合は、再婚者で別れた妻側に子どもがいるケースが多い。
前出のきよみも、現在年収900万円の男性と真剣交際中だ。
結婚は10人とするわけではない。1人とすればいいので、お見合いをしていくうちに、確率は少ないが、条件も内面も好きになれる相手と出会えるチャンスは訪れる。
上方婚、下方婚が話題にのぼる昨今だが、婚活に大切なのは、鋼のメンタルを持ち、諦めずに続けることなのだ。
鎌田 れい:仲人・ライター
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