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風呂キャンセル界隈?「日本の偉人」まさかの素顔 凄い人物でも部屋が汚い、そんな姿に親近感も

東洋経済オンライン / 2024年11月29日 11時0分

ただ、北斎と気が合うだけあって、娘の応為もまた細かいことにこだわらない豪快な性格だった。そして、やはり掃除は苦手だったようだ。

葛飾北斎の門人・露木為一は『北斎仮宅之の図』で2人の生活を描写。荒れ果てた室内のなかで、ひたすら絵に没頭する北斎と応為の姿が描かれている。

ある意味、最強の親子タッグだ。「芸術第一」の揺るぎない生活スタイルを築いていた。

偉人なのにダメ人間じゃなくて、ダメ人間だったから偉人になれたのかもしれない――。彼ら彼女らの常識はずれな言動を観ていると、そんな気さえしてくる。

歴史人物の意外な一面にこそ、その人物の本質があり、また偉業を成し遂げる重要なファクターになっていたりもする。

偉人の素顔に勇気づけられることも

今回の記事では「〇〇が汚い」でのランキングを発表したが、新著『ひょんな偉人ランキング』では、「忘れ物がヤバい」「疑り深いネクラ」「すぐ炎上しそう」など多岐にわたる項目で、ランク付けを行っている。

本書を通じて、偉人の素顔に触れることで、勇気づけられることもあることだろう。そして、自分の得意なことや好きなことをやる大切さも実感できるはず。先行きが見えにくい今の時代にこそ、ぜひ読んでみてほしい。

真山 知幸:著述家

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