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「4浪で上智合格」プロ野球の夢破れた彼の奮起 高校は野球強豪校、力の差を目の当たりに…

東洋経済オンライン / 2024年12月1日 7時20分

「2019年当時は、限られた企業しか自身のチャンネルをもっていない状況でした。でも、YouTubeの年代別利用者数など諸々のデータを読み解くと、10代から40代に関してはすでに、SNS含むインターネット総利用時間はテレビの総利用時間を越えていたのです。

インターネットの利用時間の多くはSNS利用ですが、LINEはコミュニケーションツールなので滞在時間は長くありません。だから、YouTubeこそがテレビをはじめとする既存マスメディアを超え得る影響力を持つ、次世代の情報伝達媒体であるのではないかという仮説を立てたのです。

それに対してYouTubeをブランディングや採用、プロモーションに活用している企業は非常に少なく、そこを専門にしている業者も少ない状況だったので、YouTubeに絞って企業の運用代行をはじめました。その目論見が当たり、YouTubeの黎明期から多くの実績を積んできたため、ジャンルを問わず、中・小・大手などの多くのクライアントに恵まれることができました。会社はもうすぐ創業して6期目を迎えます」

自身の浪人経験から子供を支える立場に

また現在、鹿瀬さんは自身の浪人の経験から、教育という領域から世の中に対してアプローチをしていきたいという思いも持っています。その思いを実現するため、今年9月には、崩壊しつつある教員現場を支えるために学校教師や家庭教師を育てることを目指して創業された株式会社まなびーいんぐにマーケティングアドバイザーとして加わり、日本の教育を変えていくために動き始めました。

「私自身は浪人をしていたときに、勉強の話をする相手がいませんでした。今でこそ、その経験は自分の糧になったと思いますが、勉強についていけない子どもを見ていると、自分でペース配分ができなかったりと、自分の経験がすべての人に当てはまるわけではないと感じます。

だからこそ、いい教師や家庭教師を育てる必要があると思うんです。1人で勉強をした経験がある私だからこそ、人間関係が希薄になっている今の時代に、教育を通して子どもたちの心の支えになれるように頑張りたいです」

集団主義の野球部で鍛えた気合と、個人主義の浪人で鍛えた技術で、鹿瀬さんは多くの子どもたちを支えていくのだろうと思いました。

鹿瀬さんの浪人生活の教訓:異なる領域での経験も、それぞれ何かの役に立っている

濱井 正吾:教育系ライター

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